とにかく節約したい夫
結婚後、子どもが生まれたあとにかかる教育費やマイホームのことなどを考えるようになり、夫がより一層お財布の紐を固くするようになりました。家計のことを思っての行動だとわかっているものの、夫は何に関しても節約を譲らないため、時にはそんな生活スタイルを不便に感じてしまうことも。
安さを優先するあまり、逆にコスパが悪くなることもあるため、私から夫に「もう少しお金の使い所を柔軟に考えてもいいんじゃない?」と提案することもありました。
冷蔵庫を買いに行った電気屋さんで
ある日、冷蔵庫を買い換えるために夫と家電量販店に行きました。とにかく電気代のかからないものを選びたい夫と、エアカーテンやパーシャル室など機能面にこだわりがあった私は、案の定意見がわかれてしまい……。
そんな私たちの会話を聞いていた店員さんが、「年間の消費電力量は冷蔵庫の使い方で変えることができるため、使いやすさや機能面を重視したほうがいい」と教えてくれました。店員さんの助言で夫も納得してくれて、最終的には機能面で優れているほうを選ぶことにしました。
夫に伝えると
その後も、お金の使い方で意見がわかれることが度々あります。ある日、家計を考慮して少しでも安いところで買い物を済ませてほしいと夫に言われました。「普段は気をつけるけれど、急に用事が入ったり体調がすぐれなかったりするときには、多少値段が高くても家の近くのお店で購入したいときもある」と夫にはっきり伝えました。
すると、夫は納得してくれて、夫から渡されている生活費の範囲内であれば私のやり方でやりくりをしていいよと言ってくれたのです。そのおかげで、私の気持ちにも余裕ができて、家事も育児も以前より楽しくできるようになりました。
お金の使い方で夫と意見がわかれることもありましたが、自分の意見を言ったことで夫が納得してくれて、場合によっては私にやりくりを任せてくれるようになりました。私自身、窮屈なやりくりをしなくてよくなったこともうれしいですが、夫が私にお金の使い方を委ねてくれるようになったことが、信頼されていると感じ、なによりもうれしかったです。
著者/中山真希
イラスト/sawawa
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