「ママと入れないね…」4歳の娘が気を遣ってくれるようになった理由は…

 

わが家には4歳、2歳、0歳の3姉妹がいます。その中でも長女は「ママとお風呂に入りたい！」と言うことが多く、私が忙しいとき以外は、ほとんど毎日のように私と一緒にお風呂に入っています。

 

娘たちと一緒にお風呂に入りたい夫は、「お菓子あげるよ」とか「ジュースあげるよ」など、あの手この手で娘たちの気を引いて一緒にお風呂に入ろうと誘うのですが、長女は一度言い出すと聞かないタイプ。そのため、長女が「どうしてもママがいいの！」と言ったときは、次女と三女のお風呂はパパにお願いし、長女は私と、という組み合わせでお風呂に入ることになります。

 

私が生理だったある日、長女と一緒にお風呂に入っていると、「なんでママは血が出るの？」「私もいつか血が出るようになるの？」「ママ、血が出て痛くないの？」と、疑問に思ったことを質問攻めしてきました。

 

私は「◯◯ちゃんも大人になったらそうなるんだよ」とか「痛みはないよ」など、その都度真剣に答えました。しかし、長女はまだうまく理解できないのか、毎回私が生理になるたびに同じ質問を繰り返すので、徐々に答えるのが面倒になってきました。

 

また、たまに私が3姉妹全員をお風呂に入れるときは、お風呂上がりには娘たちのお世話に気を取られてしまい、自分の身支度は後回しになってしまうことが多いです。そのときに生理が重なっていると、「今、経血が出たら大変だな」とか「ナプキン早くつけなきゃ〜」と落ち着いてはいられません。娘たちとのお風呂の時間はたしかに幸せですが、大変だと思うことも多々あります。

以前は、生理のときに娘たちとお風呂に入るのは、生理のことを教える良い機会かもと思っていました。しかし、生理のたびに長女に同じ質問をされ、生理日に3姉妹をお風呂に入れて髪を乾かしてバタバタするのが嫌になってきて、私は次第に「生理のときくらいひとりでお風呂に入らせて！」と思うように。

 

そこで、私は生理がくると「今日はママ血が出る日だから、お風呂はパパと入ってほしいなー」と娘たちに伝えるようになったのです。すると、長女はなんとなく察してくれたようで、最近では長女のほうから「今日はママ血が出る日？」と確認してくれるようになりました。

 

私が「そうだよ、だから今日はパパとお風呂の日だよ」と言うと、長女は「そっか、今日はママは血が出る日だから、一緒にお風呂に入れない日だね」と言ってくれるようになり、今では、生理のときは私ひとりでの入浴タイムを満喫しています。

 

 

私と毎日一緒にお風呂に入りたいと思っている長女は、「今日は一緒にお風呂に入れない」と私が言ったら寂しそうにするかなと思ったのですが、パパとのお風呂は私とのお風呂のときにはない遊びをしたりして楽しんでいるようなので、安心しました。夫も「娘とのお風呂はスキンシップとコミュニケーションのためにも貴重な時間だ」と言って張り切ってくれるので、現在は私が生理のとき、娘たちのお風呂は夫に任せることにしています。

 

著者／Sugar111 佐藤　幸代
イラスト／おみき
監修／助産師 REIKO