別居後に、アキラが別居前から不倫していたという事実も発覚! その後、洋子が働く病院で義母が逝去。
洋子が夜勤で働いていることを、子どもたちに「ママは浮気をしている」という嘘を吹き込んでいた義母……悲しみの感情はまったく生まれません。
そして、四十九日が過ぎたころ、やっと調停開始の通知書が届きました。
いよいよ調停スタート! アキラの言い分は…
義母の四十九日が過ぎ、やっと調停を申し立てることができた洋子。しかし調停でもアキラは意見を曲げず、不倫についてもシラを切り通していました。
それどころか、「私は家族のために朝から晩まで一生懸命働いてきた。子どもたちを返してほしい!」という意見でした。
モラハラを立証するのはとても難しいことでしたが、アキラは自らボロを出します。
「母は嫁が働きに出ている間、孫の世話を押し付けられていました。だから嫁からお金をもらう必要があるんです! 今は亡き母のためにも!」
涙を浮かべながら力説するアキラ。
しかしそのような決まりは法律上になく、ただただマザコンぶりを調停の場で披露しただけになりました。
嘘の陳述をし続けるアキラに対し、洋子のイライラが止まらないのは当然です。そして「名演技」と自惚れるアキラに対し、弁護士も調停委員もドン引き。このままアキラがもっとボロを出してくれれば、調停もうまくいくかもしれませんが……。