気がかりなのは、モリオくんの両親のこと。以前の話し合いで、フミヤはモリオくんのパパに怒鳴られ、すごまれたことを思い返し、今回のトラブルのそもそも原因は、自分の子どもであるモリオくんだと知ったらと、身構えてしまいます。すると、担任の先生から電話がかかってきて……。
謝ってきたモリオくんに息子は…
「フミヤから少し聞きました。子どもたち、仲直りできたようで……ありがとうございました」
フミヤの母は、担任の先生にお礼を言いました。
そして先生からも、子どもたちはお互いに謝り、今回の件についてどうしたらよかったのか、今後どうするべきかを話し合ったと、報告されます。
そして、フミヤの母は気がかりだったモリオくんの両親のことについて、恐る恐る尋ねます。
「原因であったモリオくんの意地悪の件については……何か言ってましたでしょうか」
すると先生は、「あ、えと……その件なんですが……」と少しためらいながら話し出したのです。
ある意味一番の気がかりであった、モリオくんの両親の反応。聞くのは怖いですが、今後の対策のためにもしっかり聞きたいと考えますよね。