育児や家事に追われ、心も体も休めない
寝かしつけをする際、疲れてうっかりそのまま息子と一緒に寝てしまうことも多々。その日も私は1時間ほど寝てしまい、目が覚めてリビングへ行くと、そこには夕飯の食器がシンクに置きっぱなしの状態。そしてソファに寝転がってゆっくりとテレビを観る夫の姿が……。さらによく見ると、足元には乾いた洗濯物が散乱しています。
この状態を見て私はなんだかとても虚しくなりました。「やっと息子が寝てくれたのに私は全然休めない。夫ばかり休んでズルい……」という気持ちでいっぱいになりました。
仕事は夫で育児や家事は私の担当?
夫は一生懸命働いていて、当時私は育休中だったので、育児や家事は私の担当。仕事で疲れて帰宅した夫に私のやり残した家事を強要するのも違う気がしました。しかし、なかなか寝てくれない息子相手に私はいっぱいいっぱいになっていたのです。
それに気づかず、夜はテレビやゲームなど自分の好きなことをしてリラックスする夫。そんな夫を見てイライラする私。そのような日々が積み重なって夫婦間での会話が減り、ギクシャクした関係になってしまいました。
察してくれない夫にはきちんと伝える
さすがに夫も夫婦関係が良くないことには気づいた様子。私もこのままではよくないと思い、私たちは話し合うことにしました。私は「寝かしつけが本当につらい。そのあとにやり残した家事をするのはもっとつらい」と夫に伝えました。
察してくれない夫には、最初からきちんとSOSを出すべきだったと私も反省。そして、夫に強要することはせずに、手伝ってくれたときには「ありがとう」と感謝の気持ちをしっかり伝えることが大切だと思いました。
私たち夫婦は試行錯誤の末、「寝かしつけまでに私がすべての家事を終わらせる。その間、息子のお世話は夫がする」という方法で落ち着きました。うまくいかない日もありましたが、日々感謝の気持ちを伝えているおかげか、今では夫が家事の面でも助けてくれるように。おかげで夫婦関係も改善し、第2子を授かることができたのでよかったと思いました。
著者:都うめこ/女性・主婦。6歳男児と4歳女児のアクティブ転勤族ママ。趣味は公園巡りで、現在公園レポートを20本以上と育児に関する記事を執筆中。元銀行員でFP資格保有。
作画:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています