「うちの子より小さい」と言うママ友…
長男が生後10カ月のころ、当時住んでいた家から徒歩5分の児童館によく通っていました。そこで顔見知りになった1人のママ友。はじめは当たり障りのない会話をしていましたが、長男とママ友の子どもの誕生日が3週間違いとわかると、「もっと小さい子かと思った! 体が小さいんですね」と言われたのです。
そのときは深い意味はない発言かと思いましたが、その後も何度も「うちの子より小さい」と言われ、少し嫌な気持ちになってしまいました。
児童館を変えてママ友から離れることに
それから児童館で会うたびにママ友は、「まだつかまり立ちしかできないの? うちの子はもうすぐ歩けそう」「まだ習い事に興味ないの? うちの子はリトミックに興味があるから、今度見学に行くの」と自分の子と長男を比較する発言をするようになりました。
「うちの子のほうが後に生まれたのにね」というのが決まり文句のようで、私はだんだんママ友に会うのが苦痛になってしまったのです。ついに私は、通う児童館を変えることでこのママ友に会わないようにしようと決心しました。
考え方が合わないなら離れて正解
その後、ママ友に会うことはなくなり、平和な気持ちで児童館に通えるようになった私。しかし、児童館を変えた3カ月後に、市が主催する1歳児向けのイベントでそのママ友と近い席に……!
彼女は私に気付かず、隣の席のママに「まだあんまり歯が生えていないんですね。うちの子は8本生えているのに」と、私にしていたのと同じように比較する発言をしていました。本人は嫌みではなく世間話のつもりなのかもしれませんが、私とは考え方が合わないようなので、離れて正解だと思いました。
私は特別、長男の発育に悩みを持っていたわけではありませんが、やはり何度も比較するようなことを言われると不安な気持ちになってしまいます。しかし本人はそんなつもりで言っているわけではないかもしれないので、「比べないでほしい」と直接言うより、離れるほうが良いと考えました。考え方や価値観が合わない人とは、距離を置くのが一番だと私は思っています。
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作画/ぐら子
著者:香川えりか
3歳と1歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。