生理前は感情のコントロールができない
私は生理の時期が近くなると、PMSのせいでいつもメンタルが不安定になってしまいます。例えば、同居している恋人と口論になったり、小さなことで落ちこんでしまったりしまうのです。感情のコントロールができず、人にやつ当たりしてしまったときは、やつ当たりしたことを反省して、さらに落ち込んでしまうこともあります。
毎月、生理前にそんな日々を繰り返している私。「どうしてここまで気持ちが落ち込んでしまうんだろう」と彼に何度も相談しては、「自然なものだし仕方ないよ」と慰められていました。
生理中も気圧の変化で体調が悪くなり…
生理の日に天気が荒れて気圧の上下が激しいときは、さらに気分が落ち込んでしまいます。生理による落ち込みやイライラに加え、目まいや頭痛などの症状も現れ、ベッドから出られなくなってしまうのです。
その日は生理2日目で、経血量の多い日でした。気圧の変化も重なって頭痛がひどく、立ち上がるのもつらかったことを覚えています。しかし、そろそろベッドから出てナプキンを交換しなければなりません。そこで、私はよろよろと歩いてトイレに向かったのですが……トイレにたどり着いたときには、下着に経血が漏れて汚れてしまっていました。
実は、経血で下着を汚してしまったのは、これが初めてではありません。「また汚してしまった……」と、私はひどく落ち込みました。体調不良に悩まされる日々を少しでも変えたい、生理中でも家事くらいはできるようにしたい。そう思った私は、この日をきっかけに、自分に合った体調不良の改善方法を探すことにしました。
生理日をもっとラクに過ごすために
私の場合、もともとメンタル系の薬を服用していたため、飲み合わせの関係で鎮痛薬は飲むことができませんでした。そのため、鎮痛薬以外の方法で生理痛や頭痛の痛みを和らげる方法がないか、調べてみることに。すると、『人間は、心が落ちついているときや好きなことをしているときは、不安や痛みが紛れやすい』と雑誌やネットに書いてあるのを見つけたのです。
そこで、私は好きだったアロマや音楽を取り入れることにしました。次の生理のとき、部屋にお気に入りの香りのアロマを焚いて好きな音楽を聴いて過ごしてみたところ、気分がリラックスして、心なしか生理痛も少し和らいだのです!
また、産婦人科の先生から「生理痛や頭痛を和らげるには体を温めるといい」と聞いたことも思い出しました。そこで私は、横になったときに湯たんぽを試すことに。すると、生理痛や頭痛が和らいだだけでなく、体を温めることで気持ちも落ち着き、つらい生理に有効だと感じました。
私の場合、生理中に暗い気分のまま過ごしていると、「寝たきりで家事すらできないなんて」と感情が落ち込んでしまって、よりストレスを感じてしまいます。今回、「アロマや音楽など、好きなことをして過ごす」という対策を試してみましたが、そのおかげで暗い気分を紛らわせたことが、体調不良やストレス緩和につながったのかもしれません。引き続き今後も、生理中を快適に過ごす方法を探していきたいです。
著者/きゅー
イラスト/マメ美
監修/助産師 REIKO
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!