大掃除を張り切る夫と、休みたい私
第1子の娘が生後3カ月のときにやってきた年末。まだまだ夜の授乳も多く、夫が多忙な日々だったのでワンオペの真っ最中でした。そのため「夫も忙しいし、今年の大掃除は諦めよう。大掃除をする時間があるなら寝ていたい」と思っていました。
しかし年末になって仕事が休みになった夫は、「大掃除をしよう!」と張り切りだしたのです。正直腰の重い私が「今年はいいんじゃない?私はそんな元気ないよ」と伝えると、「じゃあ寝てなよ!俺が勝手にやるからさ!娘のことも見てるから、年末ぐらいゆっくりしな」と言ってくれました。
やさしさに感動したのもつかの間
夫も仕事で疲れているだろうに、なんてやさしいのだろう!と私は感動。「好きに休んでていいから」という言葉に甘えて、夫に娘を任せ、別室でのんびりさせてもらうことにしました。夫が娘を見ながら掃除を始めて5分ほど経ってから、私は飲み物を取りにリビングへ。そのついでに夫と娘がいる部屋を覗くと、そこには衝撃の光景が広がっていたのです。
なんと、夫は娘がベビーベッドで寝ている上にある棚を、はたきでパタパタとはたいているのです!つまり、夫が棚から落としたホコリがすべて生後3カ月の娘の上へ……。
慌てて娘を避難!夫に注意すると…
「わー!!」と悲鳴を上げて慌てて娘を抱き上げると、夫は「なになに!?」と驚いた顔。私は「何じゃないよ! なんでわざわざそこから掃除を始めるの!?」と聞くと、「え? だって最優先は娘のいる部屋でしょ? それに掃除は上から下の順でやるんだよ」と得意げな顔。私はあきれて「今、夫くんが落としたホコリが全部、娘と娘の布団に落ちてきてたの!」と言うと「え? あー本当だ! ごめんごめん」とヘラヘラ笑う夫。
これを見て、夫に娘を任せておけないと怖くなり、結局夫には掃除だけをお願いすることにしました。掃除開始5分で部屋を見に行ってよかったと心から思った瞬間でした。
普段は自分の部屋以外の掃除をしない夫。張り切って始めてくれたのはよかったのですが、掃除のことだけで頭がいっぱいになり、娘がどんな状況になるのかまで気が回らなかったようです。夫のやる気だけで安易に子どもを任せず、具体的な掃除計画まで確認すればよかったと思いました。
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作画/キヨ
著者:山口花
田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。