やっと開いた長男の誕生日会
私たちは、長男が生まれてから新型コロナウイルス感染症対策の緊急事態宣言で自粛をしていたため、お友だちを呼んで長男の誕生日会を開くことができませんでした。3歳になる今年こそはお誕生日会を開こうと近所のお友だちを呼んで、週末にお祝いをしました。
長男のお友だちやそのきょうだいたちで子どもが10人、大人は15人ほど集まって庭でバーベキューをしました。私は招待した人たちが飽きないようにゲームも用意し、子どもたちは庭で遊び、大人たちは話が盛り上がっていました。
怒鳴りこんできた隣人
ゲームが始まってみんなで楽しんでいると、急に隣人がわが家の庭へやってきたのです! 隣人は夫に駆け寄って「私は明日仕事があるからもう少し静かにしてほしい。日曜日の午後は、騒音を立ててはいけないのは社会のルールでしょ! パーティーしたいのならもっと計画立てて。子どもの声と音楽がうるさくて困る」と怒鳴りこんできました。
私は驚いてすぐに謝りましたが、夫は隣人に逆ギレ! 隣人と口論になったのです。
夫の言い分と私の反省
「今日は、やっと開いた長男の誕生日会。毎週末うるさくしているわけではないのに。僕だって仕事はあるし、うちは子どもたちも小さくて計画立てることすら難しい。お宅の希望通りにイベントは開けない」と訴えていた夫。
私は慌てて隣人に謝って、夫をなだめ、その場を収めました。夫は何かするたび文句を言ってくる隣人に不満が募っていたため、素直に謝る気持ちになれなかったようです。私は「確かにうちは普段でも子どもがうるさいし、お誕生日会を開くことを前もって隣人に伝えておけばよかった」と反省し、夫に伝えました。夫も最後には同じように反省をしていました。
隣人とは家庭環境が違い、わが家は小さい男の子が2人いて騒がしいこと、日曜大工も盛んにおこなうことなどに対し、隣人が好ましく思っていないのは知っていました。今回は私たちの隣人に対する配慮が欠けていたのかもしれません。隣人に対して思いやりを持ちながら、いい距離を保ってうまく付き合っていきたいと感じた出来事でした。
著者:岩見 エリ
2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。