息子から伝えられた事件の真実
息子が「人の家の木を折った」と身に覚えのないことで、先生に怒られた事件から、数年後……。
ふと思い出したように、息子は、事件の真相を教えてくれました。
当時、息子は「やってない」と断言していたので、私は「息子はしていないのだろう」と思っていましたが、「どうして1年生の子が、『息子たちが犯人だ』と言ったのだろう……」と不思議でした。
その真相は、1年生の子が、ユウキくんと他の子たちが、人の家の木を折っている様子を見て「ユウキくんと、あとの数人の子たちは、きっとよく一緒にいた(たぷりくさんの)息子くんたちだろう」と思い、事実がすり替わっていたようでした。
1年生の子はうまく説明ができないし、また真実を知っていたユウキくんは、先生にものすごい剣幕で怒られて泣く友だちの姿を目の当たりにして「僕がやった」と言い出せなかったのでしょう。
これは、先生や息子たちにも想像がつかない、しょうがないこと。
しかし、だからこそ先生には「やってない」という子の声に耳を傾けてほしかったな……と思いました。
私自身、保育園では先生の立場なので、先生の子どもたち・保護者への対応の大変さも知っているつもりです。
先生も人間だから完璧な人はいないと思いますし、子どもも嘘をついたり、うまく言えなかったりと、子どもたちのそれぞれの言い分と視点があるので話を聞き出すのは難しいと思います。
その中でも、子どもが自分の言葉を出せなくなるくらい、また傷ついてしまうくらいの叱責は、やはりしてほしくないのが本音です。
今回のことは、私自身改めて子どもたちへの対応を考えさせられる出来事でもありました。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
なぜ1年生の子が、たぷりくさんの息子くんたちが「木を折った」と言ったのか、わからないまま経った数年後。たぷりくさんの息子くんに「おれたちがやったことにしよう」と持ちかけた子・ユウキくんとその友人たちが、木を折った犯人という真実が判明しました。
育児中は、子どもたちだけでは解決できず、親が出ていかなければならない問題が起こることもあると思います。そういったことが起きた場合、「親はどう対応するべきなのか」冷静に判断し、行動ができるように、考えておくことも必要かもしれませんね。
たぷりくさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪