今回ご紹介するのは、看護学生だったまにみさんのケース。ある日の夜、流れで彼にコンドームをつけてあげたのですが、実は使い方をよくわからないまま装着しました。するとその直後、コンドームが破けていたことが判明。「膨らませてからつけた」と彼に言うと、間違ったつけ方だと彼に言われ、焦ったまにみさん。自分のせいで避妊に失敗してしまったのかと婦人科を訪ね、緊急避妊薬を処方してもらうことにしました。
緊急避妊薬を処方してもらったまにみさん。強い吐き気などの副作用が出ることがある緊急避妊薬ですが、幸いにも彼女の場合は、大きな副作用は感じなかったそうです。そして後日、生理がきて本当の意味で安心できたそうです。
そんな彼女も今では母親に。幸せな今があるからこそ「あのとき望まない妊娠をしなくて本当によかった」と感じるそうです。そして、自分の身は自分で守ることの大切さを身にしみて感じ、それは大切な娘にも伝えたいと思っているのだとか。
今回の件は、彼女が使い方をよく知らずにコンドームを装着したせいで破損してしまったのかもしれませんが、そもそもコンドームは性感染症予防には有効と言われているものの、避妊においては失敗がないとは言えません。避妊のためには、女性が主体となって避妊できる、ピルの服用や避妊リングとも呼ばれるIUD(子宮内避妊具)の使用のほうが、男性用の避妊具よりも失敗が少なく、避妊効果が高いと言われています。
原案/まにみ
作画/小出ちゃこ
監修/助産師REIKO
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