そして、妊娠41週0日に突入したある日のこと。
突然下半身からじわっと何かが漏れた感覚を覚えました。
トイレへ駆け込んで確認すると、出血ではありませんでした。
(でもしっかりパンツ濡れたなぁ……)
念のため病院に電話をすると、「破水かもしれないので今すぐ来てください」と言われ、急いで病院へ向かうぬぴさん。
しかし病院で内診を受けると、破水ではなく、また自宅に戻ることに……。
さらにその夜、生理痛のような痛みがぬぴさんを襲ってきました。
(まだ痛みも我慢できるし、どうせ明日入院だしな……)
そう思い、痛みをそのまま我慢していたぬぴさん。
ところがお風呂に入ろうとすると、下半身からダラダラと血が流れていたため、急いで病院に連絡。
病院からは「破水かもしれないので、今すぐ来てください」と言われたのでした。
病院に到着すると、再び破水検査をおこなうのですが、破水ではないという結果に……。
本来なら明日から入院になっていたので、一度自宅に戻らなければいけなかったのですが、助産師さんの計らいで、この日からぬぴさんは入院することになったのでした。
とにかく痛い! 全然眠れなくて…
痛みで眠れなかったぬぴさんは、
寝不足と疲労でボロボロの状態でした。
「内診するね~」
助産師さんはそう言うと、ぬぴさんの内診を始めます。
しかし、「まだ指一本くらいしか子宮口が開いてないね~」とひと言。
その言葉を聞き、(こんなに痛いのに、まだ子宮口1cmか……)と
思わず落胆してしまいます。
(やっぱりバルーン入れるのかなぁ。怖いなぁ……)
そんなことを考えながら、診療室に向かうぬぴさん。
診療室に入ると人の気配がなかったため、
「すみませーん!」と声をかけると、先生が登場!
「バルーンの準備してた!
これからバルーン入れるからね!」
同意書を片手に、先生がそう言ってきたのでした。
ぬぴさんのお母さんは、おにぎりを持たせてくれていたのですね。「おなかが減ったらかわいそうだから」と娘さんのことを思い握って持たせてくれていたなんて……。お母さんのやさしさが伝わってきて、思わずグッときてしまいました…!
監修/助産師 松田玲子