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帝王切開に決まった直後、涙がボロボロとこぼれた理由は… #初産で帝王切開 10

「初産で帝王切開」第10話。正期産の時期に入っていたにも関わらず、赤ちゃんがまったく生まれる兆しがなかったぬぴさん。妊娠39週の健診のとき先生に相談をすると、「開くときって一気に開くから、あんまり気にしなくていいよ」と言われたあと、「赤ちゃんは3kgは超えているね」とひと言。それを聞き、驚いたぬぴさんは「早く産みたい」と思うように……!

翌日から運動などを取り入れ、早く生まれるようにと働きかけるのですが、実際は何も起こらず……。ただ日にちだけが過ぎていったのでした。妊娠40週の健診のとき、先生に「生まれません」と訴えたぬぴさん。すると、先生から分娩誘発の提案をされます。分娩誘発について説明を受けると、実行する日を決めたのでした。

そして、妊娠41週0日に突入したある日、2回ほど破水したような感覚を覚えたぬぴさん。

 

両方病院で破水の検査をしてもらったのですが、結局破水ではないという結果に終わってしまいました。

 

2回目に病院に行ったのが夜だったことから、明日から入院予定だったぬぴさんは、そのまま入院することに。

 

翌朝、バルーンを入れることになったのですが、バルーンを入れるとき、あまりの痛さに絶句してしまうのでした。

 

日付けが変わり、午前0時あたりから、痛みはさらに強くなってきました。

 

助産師さんに内診をしてもらうと、バルーンが抜けていたことが判明!

 

「そろそろ旦那さん呼ぼうか」

 

助産師さんの言葉を聞き、旦那さんに連絡します。

 

午前2時50分に旦那さんが到着したのですが、陣痛促進剤を輸液ポンプを通して投与してから30分後には、さっきとは比べ物にならない激痛が襲ってきたのでした。

 

旦那さんにしがみつき、必死に痛みに耐えていると、先生が登場。

 

「子宮口が4cmのままだから、11時に人工破水しようね」

 

11時になると、「破水は痛くないからね~。いくよ~」という先生の言葉で、バシャ―ッと破水。

 

破水後はさらに強い痛みを覚え、泣いたり叫んだりするしかできなくなってしまったのでした。

 

それから時刻は回って14時。なかなか開かない子宮口に対して、「もう帝王切開にしたい」と本音を漏らしたぬぴさん。

 

旦那さんに弱音を吐きながらも、気持ちを持ち直した次の瞬間、透明な液体が下半身からバシャ―ッと出てきたのです。

 

その後、ぬぴさんの体調が悪化! 38度6分の熱とやナプキンが深緑色に染まるなどの異常事態に……。

 

そこで、急きょ血液検査をおこなうと、炎症が起きていることが判明!

 

さらに帝王切開になる可能性が出てきたのでした……。

 

緊急帝王切開に変更することになって…

#初産で帝王切開 9

 

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「緊急帝王切開にします。ぬぴさん、旦那さんいいですか?」

 

先生の言葉に泣きながら「はい」と答えるぬぴさん。

 

そしていろいろな感情が混ざり合ったぬぴさんは号泣。

 

旦那さんが代わりに手術の同意書を書いてくれました。

 

そして、18時になると緊急帝王切開が開始。

 

腰に麻酔が打たれ、入念な麻酔確認が済むと、

いよいよ執刀となるのでした。

 

 

ようやく出産まであと一歩のところまで来ましたね。今回のことはすべて予想外の連続だったと思うのですが、ぬぴさんが言うように、本当に出産は何が起こるかわからないということを今回改めて感じました。心身ともにつらかったと思いますが、無事にお産を乗り切ることができますように……!


監修/助産師 松田玲子

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターぬぴ

    息子・ぽこ(2021年10月生まれ)と夫・きよし(自衛官夫)との3人暮らし。クスッと笑える日常マンガや、あるある育児マンガなどを描いている。

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