「ハナはぬいぐるみ持ってるでしょう」とため息混じりに冷たく言い放つ義母。
さらに「ユウのほうがかわいいんだから、仕方ないじゃない」と小さな声で言って、義母はハナの元から離れて行きました。幸いにもハナには聞こえていなかったため、安心したサキですが……?
夫に義母の孫差別を相談すると…
その日の夜。
サキは昼間の義母とハナのやりとりを夫に話しました。
悩む夫に、「あ……ごめんね。ノリくんのお母さんなのに」と謝るサキ。
しかし、
「いや、わが母ながら言いそうだなって思った……俺はサキを信じるよ」
そう言ってくれた夫は話を続けました。
「あのさぁ……こんな話の後で言いにくいんだけど……
別の事務所で突然欠員が出てさ……会社からヘルプの要請が来た。
しばらく単身赴任になると思う」
夫からまさかの報告を受け、ショックを受けるサキ。
「ごめん……少しの間家の事よろしく頼む!」
頼りにしていた夫が単身赴任になってしまい……!?
以前、「義母も大事だけど、サキとハナを1番大事にしたい」と言ってくれていた夫。実際にハナと義母のやりとりを相談すると、サキの話を信じてくれました。しかし、夫は仕事の都合で単身赴任することに……。この状況で夫がいなくなると、サキやハナはどうなるのでしょうか……?