記事サムネイル画像

「男性にわからないのは当然」そう思って粘り強く夫に「つらさ」を説いた結果

若いころは経血の量や生理痛で悩んだことはありませんでしたが、出産してからは生理が重くなってしまった私。当事者である私も突然の変化に驚いたのですから、当事者ではない夫や子どもにはわかるはずもなく……。

「男性にわからないのは当然」そう思って粘り強く夫に「つらさ」を説いた結果

 

若いころは生理が軽かった私

20代のころの私は、経血量も少なく、常に普通の日用のナプキンのみ使用していました。生理痛はありましたが、特につらいと感じるのは年に1、2度くらいで、普段は1日目か2日目に痛み止めを飲むくらいでした。

 

生理中でもテニススクールに通っていましたし、旅行と生理が重なっても、自分から言わなければ一緒に行った友人が気付かないくらい、いつも通り過ごせていました。

 

生理をつらいと感じていなかったので、当時の私の生理症状は軽いほうだったと思います。

 

出産後に生理が重くなった

その後、38歳で息子を出産。産後8カ月で生理が再開すると、立っていられないほど生理痛がつらくなりました。経血量もぐっと増えて、普通タイプのナプキンでは漏れてしまうため、多い日用のナプキンを使用し、夜は夜用のナプキンが不可欠となりました。生理が再開して半年くらいはとてもつらく、生理が重くなったと感じました。

 

そして、息子を出産してから5年後にまさかの妊娠。43歳で娘を出産しました。娘のときは母乳が出なかったのも関係しているのか、産後1カ月ほどで生理が再開。産後の生理は経血量が多く、再び生理痛がつらい状態になってしまいました。

 

夫や子どもには話さないと伝わらない

若いころは軽かった生理が出産後に重くなってしまったことに驚いたくらいなので、当事者ではない夫や子どもには、その事情がわかるはずもありません。

 

私は生理が重くなってしまったことを毎月丁寧に夫や子どもたちに伝える必要がありました。「同じことを何回も言う」と考えると苦しいので、「男性に生理はないから、わからなくて当然」と考え、生理がくるたびに毎回「生理でおなかが痛くて、だるい。横にならせてね」と言うようにしていました。

 

結婚した当初は「生理がつらい」なんて言ったことのなかった私が、急に生理がつらくなるという変化に、夫も戸惑っていました。ですが、2回、3回と「生理が再開してから、生理痛がひどくなった。起き上がっているのがつらい」と話すことで、「ダラダラと怠けているわけではないのだな」と理解してくれたようです。

 

 

出産後に生理が重くなるとは私自身、想像もしていないことでしたし、男である夫にはわかるはずもなかったと思います。しかし、夫や子どもに、丁寧に状況を話すことで怠けているわけではないと理解してもらえるようになり、私の生理中は、夫は哺乳びんの消毒や買い物をしてくれたり、私が昼寝をしても黙認してくれたりしています。産後の生理中も、夫との関係が気まずくならずに済みました。

 

著者/marine
監修/助産師 松田玲子

 

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    暮らしの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む