大事な結婚式に生理が重なってしまう
私は妊娠が判明してから結婚を決めたいわゆる授かり婚でした。おなかが大きくなる前に挙式をすることも考えましたが、体調や当時の経済状況からは出産前に結婚式を挙げるのは困難でした。
そのため、子どもが生まれ、落ち着いてから結婚式を挙げることにしたのですが、出産を経て育児にようやく慣れて落ち着いてきたころに2人目の妊娠が判明。結婚式は2人目出産後ということになりました。
そして2人目を出産して8カ月経ったころ、ようやく結婚式の計画を開始。親族だけを呼んで神前式のみと考えていたので、結婚式の予定日は計画開始から2カ月後となかなかタイトなスケジュールでした。
日程は義理の母が吉凶にかなりこだわりの強い人だったため、親族が参加しやすい土日祝の中から義理の母に選んでもらいました。しかし、その日は生理予定日と重なっていたのです。
生理をずらすためにピルを飲みたいけれど
私の場合、生理はあまり狂うことなく予定通りきていたため、結婚式の予定日に生理が重なるのはほぼ確定でした。
レンタルの着物を着た状態で生理用品の交換ができる気がしないし、汚してしまうなんてもってのほか。ピルの内服をして生理日をズラそうかと考えましたが、当時はまだ2人目の子どもの授乳中でした。
離乳食が始まってはいたものの、まだ授乳が必要な時期。ピルの内服はできないと考えて「なんとか生理が重ならないでくれ!」と神頼みするしかありませんでした。
避妊に失敗、アフターピルを使うことに
結婚式の予定日まで3週間を切ったころ、ちょうど排卵予定日がありました。夫との性行為でたまたま避妊具の使用を忘れていました。そして終わったあとに排卵日と重なっていることに気づいたのです。
1人目も2人目も同じパターンで妊娠してきた私。3人目の計画はなかったので焦りました。そこで、アフターピルを内服しようということになりました。初めてスマートフォンからアプリを使って、オンライン診療を受けてアフターピルを購入。医師の指示に従って、内服してから24時間は母乳を控えることにしました。
そしていざアフターピルを内服! 私の場合、これといった副作用はありませんでした。まもなく生後10カ月だった子どもは粉ミルクも飲めて離乳食もしっかり食べる子だったため、断乳すること自体には問題はなかったものの、おっぱいがもらえない不安からかよく泣いていて、なだめるのにかなり苦労しました。
また、思わぬ効果もありました。アフターピルを飲んだせいか、生理周期がズレたようで、生理は結婚式の前の週にやってきたのです。こうして、私は生理の心配をすることなく、無事に結婚式をあげることができました。
予定外ではありましたが、アフターピルを内服した結果、結婚式と生理が重なることはありませんでした。しかし、一時的に母乳を控えたことは子どもの精神的負担は大きかったようで、おっぱい依存が強くなってしまい、かわいそうなことをしたなと感じていました。
著者/まさの
監修/助産師 松田玲子
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