一番最後の生徒、つむ田さんの荷物をチェックし終わると、先生はつむ田さんに向かって、「話があるからまとめなさい」と言い出しました。
「一番奥の部屋にいるからな」
先生はそう言い放つと、物凄い勢いでドアを閉め、出て行ったのでした。
つむ田さんは、心の中でモヤモヤしながらも、先生の待つ部屋へと向かうのですが……!?
扉をノックすると「入りなさい」という声が聞こえて…
「なんで先生に呼ばれたかわかるな?」
「分かりません」
正直につむ田さんが答えると、
「とぼけるな!心当たりがあるだろう!?」と机をたたき出した先生。
そして次の瞬間、「お前が良子をいじめたんだろ?」とひと言。
(私が良子ちゃんをいじめた?)
つむ田さんはあまりにも唐突な先生の発言に、
目を丸くしてしまうのでした。
先生の鋭い眼差しと決めつけたかのような言い回しが、生徒を呼び出して話しを聞いているというよりは、尋問のような空気感だなと思ってしまいました。「お前が良子をいじめたんだろう?」と、断定的な言い方でつむ田さんに質問を投げかけていますが、先生という中立な立場であるなら、言い方や発する言葉に対して、もう少し配慮があっても良かったのかもしれないですね……。