一番最後の生徒、つむ田さんの荷物をチェックし終わると、先生はつむ田さんに向かって、「話があるからまとめなさい」と言い出しました。
「一番奥の部屋にいるからな」
先生はそう言い放つと、物凄い勢いでドアを閉め、出て行ったのでした。
心の中でモヤモヤしながらも、先生の待つ部屋へと向かったつむ田さん。
早速先生の待つ部屋へと向かうと、先生から「お前が良子をいじめたんだろう?」と言われて……!?
先生の言っている言葉の意味が、一瞬理解できなくて…
「先生、私やってません……」
全く身に覚えがなかったつむ田さんは、
首を振りながら自分じゃないと訴えます。
しかし……。
「良子がな、俺に教えてくれたんだよ。
テスト中に泣き出した理由を」
そう切り出すと、
良子ちゃんから聞いたという事実を話し出す先生。
「そのメモを預かってきた。
これを見てもまだ言い逃れするつもりか?」
そう言うと、「声に出して読みなさい」と、
つむ田さんに迫って来たのです。
(先生がこわい……)
怖さで怯えているつむ田さんに対して、
先生はさらなる拍車をかけてくるのでした。
先生の威圧的な態度が伝わってきますね。このときつむ田さんはまだ小学生だったわけですが、小学生の女の子に対して、このように圧をかけて脅すというのは、少し問題があるように思ってしまいました。もう少し言い方を和らげるなど、大人の対応ができていれば良かったですね……。