病院からわが子の出生証明書を発行してもらえない事態に見舞われた優花さん親子でしたが、無事に退院を迎えることができました。その後、すぐに出生証明書の手続きをするべく行政に向かいますが……!?
出生届を出してみたものの…
真冬の車内で生まれたわが子も元気に入院生活を過ごし、無事に退院が決まりました。でも、事前に主治医から説明があった通り、出生証明書は病院から発行してもらえず、その手続きのために退院早々から役所に向かう優花さん。
子どもが生まれてすぐに役所に提出する出生届を出してみるものの、やはり出生証明書がなければ受理できないと言われます。
「わかっていたけれど、直接言葉で突きつけられると、あの子は私の子だって認めてもらえないような気がして悲しかった……」
命がけで産んだわが子なのに、まるで「親子ではない」と突きつけられているようで本当に心が痛みます……。さらに産後の体に鞭打つようで優花さんの体も心配です。家族のサポートを受けながら、何とか乗り越えてほしいですね。
監修/助産師 松田玲子
救急車での出産ですが救命士には臍帯処置が許可されていますし、病院で胎盤処理など産後の処置が行われているため出生場所は病院ではなくとも医師が処置をしているので出生証明書が出してもらえないことはありません。
仮に、出生証明書を出してもらえないのであれば新生児と一緒に退院はありえません。
また、出生届は戸籍に関わる事項のため法務局が関わる場合もありますし、出生届が受理されるまでは親子関係が証明されないため児童相談所に一時預かりとなる場合もあります。
漫画なので省略されている部分もあるかと思いますが、注釈を入れるなどして誤解をうまない表現をされたほうが良いかと思います。
低体温の赤ちゃんを保温処置しない救急隊はいませんよ。