出産直後、すぐに出生証明書の手続きをするべく行政に向かった優花さん。膨大な提出書類のほかにもさまざまな対応を求められ……!?
渦中の状況を事細かに思い出す大変さよ…
出生証明書の発行に必要な書類の中でも、特に優花さんを悩ませたのは、妊娠中から車中で迎えた出産当日の流れを事細かに書き出すこと。病院に向かう車中で出産した優花さんにとって、当時は当然ながらパニックの最中……。そのときの状況を一から思い出す作業は困難を極めます。
スマホの通話履歴などを見返しながら、また消防署で手に入れた出動証明書と突き合わせながら、慎重に書類をそろえます。そうしてすべての書類を提出し、ホッとする優花さんでしたが、どうやらそれでは終わらなかったようで……。
病院からもらえるはずの出生証明書を自分でそろえるとなると、こんなにも膨大なやり取りが発生することに驚く方も多いかもしれませんね。
何よりも優花さんが赤ちゃんや上の子たちとゆっくり過ごせる時間が、一刻も早く訪れますように。
監修/助産師 松田玲子
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救急車での出産ですが救命士には臍帯処置が許可されていますし、病院で胎盤処理など産後の処置が行われているため出生場所は病院ではなくとも医師が処置をしているので出生証明書が出してもらえないことはありません。
仮に、出生証明書を出してもらえないのであれば新生児と一緒に退院はありえません。
また、出生届は戸籍に関わる事項のため法務局が関わる場合もありますし、出生届が受理されるまでは親子関係が証明されないため児童相談所に一時預かりとなる場合もあります。
漫画なので省略されている部分もあるかと思いますが、注釈を入れるなどして誤解をうまない表現をされたほうが良いかと思います。
低体温の赤ちゃんを保温処置しない救急隊はいませんよ。