思わずきりぷちさんは「痛っ……!」と悲鳴をあげました。
「ごめんなさい」の代わりに…
椅子をきりぷちさんにぶつけてしまったそうちゃん。
痛がるきりぷちさんを呆然と見るしかありませんでした。きりぷちさんに「ごめんね」を促されましたが、なんともいえない表情をして黙ってしまいます。
きりぷちさんはそれ以上は言わず、「洗濯物干してくるね」と言って立ち上がりました。
するとそうちゃん、冷凍庫を開けて何かを取り出しました。
そう、保冷剤だったのです。そうちゃんは保冷剤にティッシュを巻いて、きりぷちさんに渡しました。
「ほれいざいを取りたくて、れいとうこ開けてん」
とそうちゃん。
保冷材はそうちゃんの「ごめんなさい」だったのです。
「ありがとね、そうちゃん」
と言って、きりぷちさんはそうちゃんを抱きしめたのでした。
◇ ◇ ◇
そうちゃんはちゃんと心では悪いことをしたなと感じていたのですね。SNSの投稿には、「子どものころ私も苦手だったなぁ」「相手が痛がるとさらに子どもは言いづらくなるのかも」と、そうちゃんへの共感のコメントも届いていたようです。それにしても、そうちゃんの夜の「ごめんね」の練習、かわいすぎますね♡