「私、どうしても買ってあげたくて…」ママ友に懇願され…
たまたま桜木さんと会い、散歩することに。
話は「ベビー服」の内容になり、桜木さんにベビー用品を取り扱っているお店を紹介したところ……。
ある日、偶然桜木さんと会った千夏さん。
せっかくの機会だからと、一緒に散歩をすることにしました。そして、会話は子ども服をどこで買うのかという内容に。
子ども服はネットで買うことも多い千夏さんでしたが、近くにベビー用品がそろっているおすすめのお店があったので、桜木さんにそのお店を紹介します。さっそくお店の商品が気に入り、自分の子どもとどれにするか相談する桜木さん。そんなほほえましい状況に癒やされながら、千夏さんは桜木さんの買い物を見守っていました。
その後、桜木さんは気に入った商品が見つかったようで、購入するのかと思われましたが、会計時に様子が一変。
「さっき買い物しちゃったから持ち合わせが足りなくて……」と告げる桜木さん。千夏さんは取り置きをすすめますが、桜木さんは千夏さんの提案を聞いてもどこか浮かない表情を見せます。
桜木さんはお店の人に取り置きの確認をしに行きますが、戻ってきた桜木さんは、千夏さんに「1,000円だけ借りることってできないかなあ」とお金の相談をし始めます。
どうやら取り置き自体は可能だけれど、在庫は残りひとつで、今日中に購入しに来ないといけないとのこと。どうしても子どもに買ってあげたいからと、桜木さんは千夏さんにお金を貸してほしいと頼んできたのです。
ただ、以前のママ友との食事会でも桜木さんにお金を貸していた千夏さん。そのお金もまだ返してもらっておらず、簡単にお金を借りようとする桜木さんに少し違和感を覚えた千夏さんでしたが、どうしてもと訴えかける桜木さんに根負けし、「1,000円だけだし……」と再びお金を貸しました。
「あとで返してもらえばいい」と考えていた千夏さんですが、これらの出来事はほんの始まりにしか過ぎなかったようで……。
いくら親しい仲とはいえ、金銭に限らず、物の貸し借りに関してはきちんと返却することを前提におこなってほしいですよね。また、以前にお金を借りているのであれば、当たり前ですが借りたものを返してから別の相談をするべきではないでしょうか。
桜木さんもいくら子どもに買ってあげたいとはいえ、お金を返していないうちからまた新たにお金を借りるのは千夏さんの信用を失うことにもなりかねません。現に、千夏さんも桜木さんに対し若干の違和感を覚え始めていますよね。仲が良いからこそ、きちんと相手への気遣いが必要ですよね。
千夏さんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。
作画:crono