こんにちは。日本コミュニケーション育児協会の珠里友子です。今回は「イライラが止まらなくて、子どもを怒鳴って、叩いてしまう……」と密かに悩み、落ち込んでいるママへ、わたし自身の経験を踏まえて対処法についてお伝えいたしますね。
イライラの負のスパイラル
「イライラして、怒鳴ったり、叩いてしまう……」苦しいですよね。自分を責めてしまいますよね。その思いがイライラをさらに増殖させてしまう。するとちょっとしたでイライラ怒鳴ってしまい、つい叩いてしまう……そしてまた自分を責めてしまう。というスパイラルに陥っていませんか?そんなときには気分転換に外出してみるといいですよ!と言われますが、みなさん、されていらっしゃることと思います。
イライラの対処法をいろいろ試してみても、その瞬間はいいけれど、収まるのはそのときだけ。またすぐにイライラしちゃう、だから、「もうどうしたらいいのか分からない……」ってなってしまいますよね?
イライラしてもいいんです!
その気持ちよくわかります。イライラして怒鳴って、叩いてしまうことは、たしかにいいことではないとわたしも思います。ですが、イライラしてもいいんです!イライラしてはいけないと思い込んでいるから、イライラしている自分にダメ出しをして、追い込んでしまう。そして、余裕がなくなりイライラが倍増してしまう。
そのいっぱいいっぱいになってしまったイライラをどうしたらいいかが分からなくなってしまい、つい怒鳴ってしまう。さらには叩いてしまうのだとわたしは考えています。
自分のイライラを認めよう!
ですので、「イライラしてもいいんだよ」と自分に言ってあげてください!そして、「〇〇だからイライラしちゃったんだよね」と自分の思いに共感してください。イライラすること、自分の思いに共感することで、お子さんに怒鳴ったり、叩いてしまうことはなくなっていきます。
もし、怒鳴ってしまいそうになったり、手をあげてしまいそうになったら、怒鳴ったり、叩いてしまった時の自分の気持ちを思い出してください。「あんな思い、もうしたくない」という思いがその衝動を食い止めてくれますよ。
イライラが治まらないときは叫ぼう!
それでも、イライラが治まらないときには誰もいないところに移動し(キッチンやトイレ、お風呂場や別室など)、言いたいことを言っちゃってください。言うだけで治まらないなら叫んじゃいましょう。この叫びは子どもに向け怒鳴っているわけではなく、あくまでもストレス発散なのでOKです。
自分のイライラを認めて、自分の思いを吐き出す。これだけでかなり、イライラは減り、子どもを怒鳴って叩いてしまうことはなくなります!ぜひ、やってみてくださいね。
日本コミュニケーション育児協会(JCCRA)理事、トイレトレーニングアドバイザー®養成トレーナー、「子育てをもっとハッピーに!」をモットーに5人の子育ての経験を活かして、トイレトレーニングアドバイザー®として活動。その他「子どもの心と体に触れるコミュニケーション子育て」を発信しています。