すべては1歳の誕生日会から始まった…
息子の1歳の誕生日会は、両家の祖父母を招いてわが家で開催されました。息子のために用意された誕生日プレゼントをみんなの前で1つずつ開けることに。当然ですが、プレゼントを開けると大体の値段がわかってしまいます。
今回、私たち夫婦が一番高価なものを用意していたようでした。息子にとって初めての誕生日プレゼントということもあり奮発したのですが、なぜか義母はギロリと私を睨みつけていたのです。
なぜか私だけが義母のお叱りを受ける!?
「これから子育てでお金がかかるのよ? そんな高いおもちゃを買ってはダメじゃない! 何を考えているの!?」と、なぜか私だけ義母から注意を受けました。かわいいわが子のために用意したプレゼントです。なぜそのような言い方をされなければいけないのでしょうか。確かに今後、教育費などでお金がかかるのは事実で、義母は心配してくれたのかもしれませんが、わざわざ私の両親もいる前で注意されることなの?と困惑しました。
両親はハラハラした様子で私たちを見ていましたが、私の父が義母に「まあまあ、いいじゃないですか。お祝いの席ですし」と笑いながらその場を収めてくれました。
怒りをこらえる義母が怖い…
誕生日会の料理は持ち寄りでした。私の母は出前を取ってくれ、義母と私は手料理を用意。義母と私の料理を比べたときに、どちらが豪華ということではないですが、私のほうが品数も多く色鮮やかでした。それを見た義母は「料理ができるお嫁さんが来てくれて、私は本当に鼻が高いわ! 私の料理よりも、とてもおいしそう!」と発言。
私の両親は「お義母さんの料理も素晴らしいですよ!」と褒めましたが、「娘さんの料理に比べたら、私なんて負けてしまいます! お恥ずかしいわ!」と義母は言いました。そのとき義母の顔は笑顔でしたが、目が全然笑っていないような気がして、私は少し怖くなってしまいました。
義母の嫌み攻撃が炸裂!?
私の父母が帰宅後、義母からは「これからは誕生日プレゼントを買う前に、何を買うのか相談してちょうだい。料理も、あんなに頑張らなくていいわよ。若い人向けのものばかりだったじゃない。みんな年なんだから食べられないわよ。今頃、お父さんたち、胃薬を飲んでいるかもね?」と笑いながら言われ、義母は私のすることが気に入らないのだと思い知らされました。
その様子を見ていた夫も義父も知らん顔。義母と私の揉め事に巻き込まれたくない様子が手に取るようにわかりました。その後、義母は「来年の孫の誕生日はどんな料理を作ろうかしら! 楽しみだわ!」とウキウキした様子でした。
それから5年が経過。義母は毎年、息子の誕生日に張り切って料理を作ってくれています。
私もあれからは、料理を作るときは義母の手伝いをし、息子のプレゼントも事前に相談しするように。私にとって、義母に大変気をつかうイベントとなりました。1歳の誕生日会のときのような小言は言われなくなりましたが、あの誕生日会は義母との付き合い方を多く学ぶ機会になったと思っています。
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著者:神崎 ハナ
2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。