私だけ量が少ない気が…夫に本音を話したら
義母がお刺身の盛り合わせを取り分けてくれたのですが、大トロや中トロはすべて義父と夫の皿に置かれ、私の皿には赤身だけがそっとのっていました。その瞬間「あ、私だけ扱いが違う?」と胸がチクッとしましたが、その場では笑顔で「ありがとうございます」と受け取りました。
帰り道に夫へ気持ちを正直に伝えると、夫は驚きつつも「今度は俺が気をつけるよ」と言ってくれました。その次に訪問した際には、夫がさりげなく「みんなでバランスよく食べよう」と声をかけてくれ、義母も気づいたのか平等に取り分けてくれたのです。
最初は夫から「気のせいではない?」と言われましたが、具体的な場面を話すと理解してくれました。次の訪問時にはさりげなく私にもいい部位を回してくれたり、義母にも一言フォローしてくれたのです。この経験を通して、我慢せずに小さな違和感も早めに共有することの大切さを学びました。
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義実家での何気ない場面で、言葉にしづらい違和感を覚えた経験がある人も多いのではないでしょうか。はっきりした悪意があるわけではないからこそ、ついつい笑顔で対応してしまうこともあります。
しかし、その小さな我慢がつみ重なっていくと、心の距離が広がっていくように……。今回は、夫に素直な気持ちを伝えたことで、うまくフォローしてもうらうことができました。義実家との関係で何か気になることがあった場合、当事者同士で話すよりも夫に気持ちを共有することで、解決までの道のりが近くなることもあります。
違和感を抱いたらひとりで悩むのではなく、言葉にして夫に伝えることで穏やかな夫婦関係、そして義実家ともほどよい距離感を保っていきたいですね。
著者:町田香代子/30代女性・会社員。育児と仕事で大忙しな毎日を過ごしているアラサーママ。最近の趣味はピラティス。
作画:しおん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)