みかん高校生さんと木の上で語りあかすシミ姉ちゃん。その切実な思いはみかん高校生さんにも伝わったようで……。
「それから一度もお母さんに会えてないの」それでも彼女は…
母親に包丁で刺され、児童相談所から施設へと渡り歩いてきたシミ姉ちゃん。
実の母親からとんでもない仕打ちを受けていますが、彼女はそれでもお母さんが大好きでした。
しかし、児童相談所に預けられてからは一度もお母さんに会えていないと悲しそうに言います。
「お母さんは忙しいんだと思う…」
それでも彼女は、いつか母親が迎えにきてくれることを信じて、待ち続けているのですね。
シミ姉ちゃんは、「施設を出たら子どもだけがいる世界に行きたい」とも話していました。しかし、やはりお母さんだけは何があっても特別なよう。
「お母さんなら子どもの世界に入れてあげてもいい」と無邪気に話します。
そんな彼女の話を聞いていたみかん高校生さんは、シミ姉ちゃんの手をギュッと握ります。
「みかんが守るよ」
みかん高校生さんは、大好きなシミ姉ちゃんの壮絶な過去を知り、そう心に決めたのでした。
シミ姉ちゃんのお母さんが今現在どうしているのかはわかりません。
しかし、いつか本当にシミ姉ちゃんの思いが報われて、お母さんと再会できる日が来ることを願わずにはいられませんね……。
いずれにしても、みかん高校生さんの存在は、これからのシミ姉ちゃんにとって大きな支えとなるのではないでしょうか。
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