救急車で運ばれたヒカリちゃん。病院に到着すると、すぐに処置室に運ばれました。サチさんとお母さんは待合でヒカリちゃんの処置が終わるのを待つことに。
そしてしばらくすると、看護師さんが待合室に来て「あの、こちらお渡ししておきます」と言って、ビニール袋を手渡してきました。
その中身は、ハサミで切られた状態のヒカリちゃんの洋服だったのです。その洋服を見て、サチさんはヒカリちゃんが重症なのではないかと不安になってしまいました。
それからサチさんとお母さんは、処置室の前でヒカリちゃんの無事を祈りながら待っていると、ようやく夫が病院に着いたのです。
ご家族の方はいったん…
病院に到着した夫に、サチさんは「私がもっと早く病院に連れて行ってあげていたらこんなことに……」と涙を流しながら言いました。
すると、「落ち着いて。サチのせいではないから」「それより冷静に救急車を読んでくれてありがとう」と、夫。
そして夫が着いて少ししたころ、ようやく処置室の扉が開き、先生に呼ばれたサチさん夫婦。
現在のヒカリちゃんの状態は、「けいれんは40分以上続き、現在ヒカリちゃんの体温は、40℃ある」「さらに、自発呼吸ができていないので挿管をしている」と、先生は言いました。
ヒカリちゃんはICU(集中治療室)へ移り、付き添いができないので家族はみんな家に帰ることになったのです。
◇ ◇ ◇
「家族の方は一旦帰っていただくことになります」と先生に言われて、驚いてしまったサチさん。処置室の扉があいて、ようやくヒカリちゃんの顔が見られると思っていたのに、付き添いができないなんて余計に心配になってしまいますね。