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壁を殴って凹ませ…モラハラの元夫が子どもたちにしたあまりにひどい驚きの行動【体験談】

23歳で結婚して22年目だった2020年、離婚しました。家を出て1年弱、離婚調停を始めて9カ月後のことでした。現在は3人の子どもと暮らしています。ひとりですべてを賄わなければいけないプレッシャーはあるものの、結婚生活中にはなかった、自由と笑いがある幸せな日々を送っています。今思えば、元夫からモラハラを受けていたんだと思います。モラハラという言葉を聞いたことはありましたが、まさか自分たちが受けているとは夢にも思っていませんでした。これは私が実際に受けたモラハラのお話です。

 

結婚して8年目、怒鳴られることが増えて…

モラハラの元夫が子どもたちにしたあまりにひどい驚きの行動

 

 

モラハラの元夫が子どもたちにしたあまりにひどい驚きの行動

 

夫の顔色をうかがいながら暮らす日々

結婚して8年目、三女が生まれたころから歯車が合わなくなり、夫によく怒られたり怒鳴られたりするようになりました。

 

夫は事あるごとに怒りだすのですが、何が気に入らなくてそうなるのか、当時の私には見当がつきませんでした。ただ怒りだすと「お前はバカだからそんなこともできない」「そんなやつが生きていたら世の中の迷惑になる」と言われていたため、私が生きていること自体とても申し訳ないことだと思っていたほどです。

 

ある土曜日の朝、歯磨きをしようと洗面所に行くと、電動歯ブラシが壁に突き刺さっていました。歯ブラシを差し込む先のとがったほうから1/3程度が壁にめり込んでいます。ビックリして何が起きたのかわからないでいたのですが、誰が刺したのかは見当がつきました。夫です。

 

刺さっていた場所から推察して、お風呂の湯船に入った状態からそのまま壁に向かって投げたら、今の壁の高さくらいに突き刺さるなと……。ただ、なぜそんな行動に出たのか、何かに腹が立ったのかまでは推理できませんでした。

 

そして、照明のスイッチの下の壁も大きく凹んでいるのにも気付きました。きっと何かが起こったんだ……。でも出勤時間は迫っているし、夫は寝ていたのでそっと家を出て仕事に向かいました。

 

大変!子どもたちからの連絡で…

仕事をしていると子どもたちから連絡が来ました。「お母さん! お父さんに怒られておこづかいを取り上げられた」。当時、年中だった三女からでした。まさか子どもにそんなことするとは……と驚き、その日は会社を早退させてもらいました。家に着いて子どもたちに事情を聞くと、今朝の電動歯ブラシの話が出てきたのです。

 

夫が電動歯ブラシを持ってお風呂に入ったら充電が切れていて使えなかったらしく、腹が立って投げたのだそう。それでも腹の虫が収まらず、壁を殴って凹ませたらしいのです。そして充電しなかった子どもたちが悪いと言い、「壁の穴を直す修理代をよこせ!」と詰め寄ったようです。長女も次女もお金を持っていないとわかると、三女のところへ行き、持っていたお金1500円をすべて奪っていったというから驚きでした……。

 

泣きながら代わる代わるに話す子どもたちを抱きしめて、何度も謝りました。奪ったお金は返したものの、夫に文句を言うことは怖くてできませんでした。

 

 

もっと私が強かったら

当時の私には文句を言うことも、子どもたちを連れて出ていくこともできませんでした。離婚したい気持ちはあったものの、夫が怖くて言いだす勇気もありません。ただ黙って、時間をやり過ごすことで精一杯。今思えば、無駄な時間を過ごしたな……と思いますが、あのころは知恵もお金も心の余裕もありませんでした。

 

他にもいろいろな出来事があり、徐々に自分がモラハラを受けていると認識するようになりました。幸い私には、周りに話を聞いてくれる友だちがいたので救われたのです。最初友だちに「おかしいよ」と言われたとき、それは私がダメ人間だから……と答えたのに対して「あなたはダメなんかじゃない!」と言ってくれたことには、今でも感謝しています。

 

その後、夫と直接話し合わなくても離婚できることを知り、離婚について前向きに考えられるようになりました。法テラスを利用して弁護士さんにお願いし、45歳のときの2020年に離婚することができました。

 

まとめ

夫の言動がモラハラだと気付くまで、私は時間を要しました。モラハラを認識し始めたころから、離婚について具体的に考えるように。あのときは「自分はダメな人間だ」と思い込んでいたので正しい判断ができなかったんだと思います。

 

2年たった今、あのときの状態を思い出そうとしても、自己防衛反応が働いているのか、ビックリするほどの早さで忘れてしまっていて、詳しくは思い出せません。そして子どもたちには長い間、つらい思いをさせてしまいました。申し訳ないことをしていたと反省しています。今までみんなでつらい思いをしてきた分、これからは誰にも気兼ねせず楽しく自由に生きていきたいと思っています。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

マンガ/きびのあやとら

 

 

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著者:くらげ

23歳社会人、専門2年、高2の娘を持つシングルマザー。本業の他に収入を増やそうと始めたWEBライターだが、時間の使い方がつかめず悪戦苦闘している。【自由と安定】を求めて絶賛精進中。

 

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