バイト仲間と飲み会へ
大学生時代のことですが、年を経た今でも鮮明に覚えている、やらかしてしまった赤っ恥体験です。
その日はバイト仲間との飲み会でした。ほかの参加者は、先輩(男性)、先輩(女性)、同い年の男性。私は生理3日目であいにくのコンディションだったものの、これまでナプキンを短時間で替えなくてはならないほど経血量が多かったり漏れたりしたことがなかったので、特に不安はありませんでした。
夜用ナプキンをつけていたことも安心材料の1つでした。もともと私はトイレに行く回数が多くないため、生理3日目まではトイレに行く手間を減らすため、夜用ナプキンを使用していました。そのため、私にはこまめにトイレへ行く習慣がなかったのです。
しばらくトイレに行かずにいたら…
お酒を飲みながら楽しく過ごし、お店に併設されているビリヤードを始めたころでした。ゲームの途中、尿意をもよおした私はトイレへ。個室に座って下着をおろすと、経血がナプキンから漏れ出して下着にまで滲んでしまっていたのです!
「さすがに洋服まではついていないだろう」と思って、おそるおそるデニムの短パンを確認すると……最悪なことに、デニムにも手のひらサイズの経血漏れが。
そのとき、ふと思い出したのです。さっき私がビリヤードで球を打とうと構えたとき、バイト仲間の男性2人がコソコソ話していたことを。「私の突き出したおしりが赤かったからだ!」と気づいて、顔から火が出るほど恥ずかしくなりました……。
着替えなどないし、だからといって下着やデニムをここで洗うわけにもいきません。苦し紛れの策でトップスの裾をおしりの下までグイグイ引っ張り、どうにか経血漏れを隠しながら帰宅。後日、バイトに行ったとき、男性たちは経血漏れの話題を持ち出すことなく、スルーしてくれたのが救いでした。2人ともやさしいので知らないふりをしてくれたのでしょうが、私は「やってしまった……」としばらくの間、落ち込みました。
これまでに生理での大きな失敗がなかったこともあり、私は「自分はそこまで経血量が多くないし、漏れたことなんてないから大丈夫!」と、経血漏れ対策をおろそかにしていました。このとき以降、生理中にドゥルドゥルっと経血が出た感覚があったら、すぐトイレに行ってナプキンを替えるようにしています!
監修/助産師 松田玲子
文/野原りんさん
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!