思春期は生理痛とともに
私の生理痛との付き合いは中学生のころから始まりました。特に生理2日目の生理痛はつらいもの。痛みと冷や汗が止まらず、授業中に恥ずかしいという気持ちはありましたが保健室に行き、そのまま早退することもしばしば。
私の場合、生理痛は寝ているときも容赦なく襲ってきました。生理中はあまりの痛さに目が覚めることもよくあり、市販の鎮痛薬を飲んで薬が効き始めるころにようやく眠りにつけるということも。高校生になっても痛みは変わらず、生理中は鎮痛薬が手放せない生活を送っていました。
生理痛は体質?
あまりに生理痛がつらいので、母親によくつらさを訴えていた私。母も若いころは同じように生理痛に悩まされていたようで、1日中寝込んでいたこともあると話していました。
しかし、母も私も生理痛がひどいからと言って病院に行くなどという考えはなく、鎮痛薬を飲んでただ我慢するというのが当たり前だと思っていました。どの痛み止めが効くのか、このころはドラッグストアに行くと鎮痛薬コーナーで多くの時間を費やすことも……。
低用量ピルとの出合い
社会人になってからもあいかわらず生理痛には悩まされていましたが、あるとき友だちから「私、ピル飲んでるんだ」という話を聞きました。私の中でピルというと、副作用が怖そうというイメージ。しかし、友だちが使用していることで身近に感じるようになりました。
後日、生理痛の治療のためではないのですが、婦人科へ行く機会があり、ピルについて相談することに。医師の説明を聞き、私としても生理痛への効果が期待できそうだと思い、服用することを決めました。
そして、服用を始めてからは今までの痛みが嘘のように軽減され、生理中に寝込むこともなくなったのです。心配していた吐き気などの副作用もなく、普段通り生活できています。
生理痛は体質的なものと思い、我慢する生活を送っていた私。私の場合は、低用量ピルとの出合いにより生理痛から解放されることになりました。もっと早く婦人科に相談できていたらよかったです。今は生理痛から解放され、毎月寝込んでいた1日を無駄にせず過ごせるようになりました。
著者/春野 あおい
監修/助産師 松田玲子
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