義実家に到着し、お義母さんに会ったミカさん。それから少ししたころ、ちゃんと自己紹介をしていないことを思い出し焦ってしまいます。
すると、部屋の扉が開きました。義妹がおでんを持ってきてくれたのです。
「みなさんの分のお皿とか持ってきますね?」とミカさんが言うと……。
「うちらはさっき食べ終わりましたよ」と義妹。一緒に食べて親睦を深めると思っていたミカさんは、動揺が隠せません。
「私、もうやらかした?」「自己紹介しなかったのがまずかったのかな……」「非常識な人とは一緒に食卓を囲むのも嫌ってことなのかな……」と落ち込んでしまうのでした。
2人で部屋食って旅館じゃん!!
おでんを食べながらミカさんは、自分が至らなかったかもしれないことや、義両親たちと打ち解ける時間を作れなかったことにについて悩み、悲しんでいました。
すると、「至らないとかはわからないけれど、そんなに気張らなくていいと思うけどな……」と、すえぽん(夫)。
続けて、「そもそもうちの親って、俺の連れてきた人、否定するようなことしないんだよね」「部屋食にしたのも、ミカちゃんに気を遣わせたくなかったんだと思う」と言いました。
すえぽんの言葉を信じていいのかなと思いながら、ミカさんは食べ終わったごはんを片付けに廊下を歩いていると……。
お義母さんがちょうど帰ってきました。なんとお義母さんは「麻美がうち寒いのに薄着だからって……Mサイズで大丈夫だったかね?」と、ミカさんが薄着なのを心配して上着を買ってきてくれたのです。
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寒さを心配してくれた義妹さんと、服を買ってきてくれたお義母さんのやさしさに触れたミカさん。みなさんは義実家に行ったとき、お義母さんやお義父さんなどにしてもらってうれしかったことはありますか?
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