義実家が寒いと思い、お義母さんはわざわざミカさんのために上着を買ってきてくれたのです。ミカさんは「この家の人たちはあったかい」と感じました。
義実家はジャッジされるところだから、本音は隠してやっていけばいいと思っていたミカさん。
お義母さんと義妹のやさしさに触れた今、自分が考えていたことが浅ましいと思ってしまうのでした。
スーパー母さんな義母
「自分は義実家にジャッジされに来たわけじゃない」それを知ったミカさんは、内側から家族を見るようになり、わかったことがあります。
それは義実家の人たちがみんな「自然体」で、お義母さんが「スーパー母さん」だということ。
お義母さんは銀行員として働き、休日はお米を作り、習い事もしているのです。ミカさんはこれがスタンダードなお義母さんで、「これからやっていけるのかな……」と心配になってしまいました。
その後、無事に結婚して高倉家の嫁として初めて帰省したとき、夫が「俺らの居場所ないよな〜」と言ったのです。
それを聞いて、「それは多分、うちらには子どもがいないから……」と思ったミカさん。昔、ミカさんは無排卵症を診断されたことがあったのです。
◇ ◇ ◇
ミカさんによって「スーパー母さん」と名づけられたお義母さん。日中は銀行員として働いて、お休みの日は自分の好きなことを楽しんでいるなんてパワフルで素敵ですね。