「自分は義実家にジャッジされに来たわけじゃない」それを知ったミカさんは、内側から家族を見るようになり、わかったことがあります。
それは義実家の人たちがみんな「自然体」で、お義母さんが「スーパー母さん」だということ。お義母さんは銀行員として働き、休日はお米を作り、習い事もしているのです。
そしてその後、無事に結婚して高倉家の嫁として初めて帰省したとき、夫が「俺らの居場所ないよな〜」と言いました。
それを聞いて、「それは多分、うちらには子どもがいないから……」と思ったミカさん。昔、ミカさんは無排卵症を診断されたことがあったのです。
ヨメちゃんって呼び方かわいくない?
無排卵症と診断されたのは5年以上も前の話。当時、ミカさんは結婚の予定も出産願望もなかったのです。
医師に「妊娠は難しい」と言われたのですが、そのときは「未来の私が考えること」だと考えていました。今、その未来に追いつき思うのは、子どもがいるかどうかで義実家の帰省がしんどくなるかもしれないということ。
すると、義妹たちがミカさんに声をかけてきました。どうやらミカさんの呼び方を決めたいよう。
そして義妹が「ヨメちゃんってどう?」と聞いてきました。ミカさんは「まあかわいい気もするし……了解だよ」と言ったのですが……。
「あんたたち何言うとるん!」「そんなんダメに決まっとるじゃろ……」と、お義母さんが会話に入ってきたのです。
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義妹さんがミカさんのことを「ヨメちゃん」と呼んだことにお義母さんは怒っていましたね。結婚をすると「○○さんのお嫁さん」「○○ちゃんのママ」と自分の名前を呼ばれなくなることが増えて、自分は誰かの付属のような感覚に陥ってしまうというママも少なからずいるようです。お義母さんが怒った理由はもしかしたら、ミカさんに対してそんな思いをさせたくないと思ってくれたからなのかもしれませんね。
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