ユーマさんとの意思疎通がうまくいかず、疲弊していくアコさん。やがて夜、眠れなくなってしまいました。心療内科を受診すると不安障害と診断を受けます。
次第に、ストレスがたまってアコさんは落ち着かなくなりました。すると――。
行きついた私の思い
アコさんは、癇癪やパニックを起こす娘の対応にも疲弊していました。会話ができない夫とパニックを起こす娘の間に挟まれてアコさんはもうパンク状態。
やがて
「どうして私は割り切って対応できないんだろう」
「毎日イライラして、母親としても失格だな……」
と考えるように。
そしてストレスがたまって落ち着かなくなると、タオルを首に巻いて、軽い力で締めました。どうしようもなくイライラしたときは、こうしてアコさんは自分を落ち着かせるように。
アコさんの苦しみは一層深くなるばかりでした。
「なんでこんなにおかしくなっているの?」
「私がいなくなったら子どもたちは誰が面倒を見る?」
考えても考えても、解決策が見つかりません。しまいには、消えたいという気持ちから、ユーマさんがいなくなればいいと思ってしまいます。そして、アコさんは涙が止まりませんでした。
アコさんは振り返ると、死にたいという気持ちはなかったのだそう。そして、不思議だけれどこうすることで落ち着けていたのだとか。けれども、ユーマさんとわかりあいたいと、そんな日が来ると信じて諦めなかったアコさんも、とうとう、ユーマさんがいなくなればいいと思ってしまうように……。ユーマさんとの日々のすれ違いに加え、周囲に理解を得られなかったことなどが、アコさんを追い詰めてしまったようですね。
作画:鳥頭ゆば