友人の直感
当時婚活中の私には、彼のほかにもやりとりをしている男性がいました。彼とはまだLINEだけのやりとりのみで、会ったことはなかったころ。けれど、ほかの男性と会っていても、頭のなかでは常に彼の存在がありました。
数日後に初めて彼と会う日が迫っていた日、婚活のことを相談していた友人には「なんだかその人と結婚しそうな気がするよ」と言われた私。友人は彼に会ったこともないので、私は友人の言葉を冗談のように受け止めていました。
彼の仕事は父と同じだった
そして初めて彼と会った日。仕事の話をしていたときです。彼の職種は少し特殊で、「話しても同じ仕事をしている人くらいしかわからない」と言っていました。でも私は自分がやったことのない仕事に興味があったので詳しく聞いてみると、どこかで聞いたことのある単語が。なんと彼の仕事は私の父の仕事と同じだったのです。
さらに会社の系列も同じ。「もし結婚したら父と話が合いそうだな」なんて思ってしまったくらい……。そしてこのとき「まさか」と友人の言葉を思い出したのでした。
家族のこともすんなり話せた
まだお付き合いするかもわからない段階で、私は彼に家族のかなり深い話をしてしまったことがありました。親戚に問題がある家族がいること、その家族との関係で苦しんだことなど……。デートで話す内容ではなかったと思います。でも彼は変わらずに受け止めてくれて、安心したのを覚えています。
今思えば、会って数回の彼に話す内容ではなかったのですが、「彼には話しても大丈夫」と自分の中の何かが動いた瞬間だったのかもしれません。
よく「この人と結婚するとわかった」という話を聞きますが、本当にあるんだなと思いました。父の仕事と同じと聞いたときには「外堀から埋められている」と感じてしまったくらいです。婚活は自分の意思で動いていたはずなのに、なんだかスピリチュアルにも感じる体験でした。
著者/畑野ナツミ
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