シオリさんとケンの自宅に押し掛けてきた義母は、ハマっている怪しい宗教の「センセイ」に心酔している様子……。
ケンは義母を諭しますが、まったく聞き入れてくれません。それどころか息子が言いなりにならないことに腹を立て、息子が変わったのはシオリさんのせいだと八つ当たり……。
何とか追い返しましたが、シオリさんはケンが守ってくれなければとっくに離婚していると物憂げになるのでした……。
義母がくれた怪しい水にまさかの効果が……?
義母の突撃訪問から数日、シオリさんは何をしていてもつらいつわりに寝込むようになりました。こんなときこそ側にいてほしいケンは、仕事が忙しくて頼れません……。
ペットボトルの水を切らしたシオリさんは買い物にも行けず困っていると、ふと義母が持ち込んだ金色の紙袋が目に留まります。
中身は神から授かった、飲むだけで赤ちゃんが元気になるという謎の水。ピカピカの金色のラベルが何だかありがたそうな見た目をしています。
シオリさんはつわりがラクになるならと藁にもすがる思いでその水を飲みました。すると不思議と気持ち悪さが止まり、まさか本当に効果が……? とびっくり。
しかし味わってみればつわりがラクになったのはすっぱいレモン味の水によるもの。いつもならうっとうしい義母も、この時ばかりはシオリさんにとって救世主となるのでした。
シオリさんはケンに義母からの水で助かったと報告。しかし義母にはこれ以上宗教にハマらないようあえて伝えなかったのですが、ケンはわざわざ義母に伝えてしまうのでした……。
ケガの功名とはまさにこのこと。義母が半ば強制的に置いていった怪しい水が、つわりに役立つとはシオリさんも思いもよらなかったでしょう。普段は嫌味が多い義母に助けられたことで、シオリさんも義母に対するマイナスな感情が少し和らいだのではないでしょうか。
ここで程よい距離を保てたら義母との関係も悪化することがなさそうなものを、まさかのケンが余計なことをしてしまいました。思い込みの激しい義母がエスカレートしなければいいのですが……。夫には、些細なことでも、思っていることを伝えておくことは大切かもしれませんね。
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作画:ya-com