冷えの原因を探すと
更年期になるまでは湯船に浸かって布団に入れば、足先が冷たくなることなどありませんでした。
しかし更年期を迎えてからは入浴して上半身は温まっても、足先がすぐに冷えてしまうことに気付いたのです。
なぜ更年期になって足先の冷えを感じやすくなったのかを調べると、女性ホルモンの分泌量の減少により、自律神経が乱れて血行不良が起こることがわかりました。
これまでと同じ生活では冷えが改善されないとわかり、対策することにしたのです。
ストレッチと筋トレの習慣化
足先が冷えるのは自律神経の乱れによる血行不良以外にも、加齢で血流が悪くなっていることも原因なのではないかと思いました。
足先はもともと血流が悪い部位である上に、加齢とともに筋肉量が低下して血液循環が悪くなっていることも冷えの原因と予想できます。
そこで私は日常生活の中で、毎日必ず運動する習慣をつけると決めたのです。
YouTubeをチェックして5分以内でできるリンパマッサージを兼ねたストレッチと、簡単な筋トレメニューの動画を探し、まずは毎朝おこなってみることにしました。
最初は長く感じた5分のストレッチも慣れてくると物足りなくなるので、気分に合わせてダンスエクササイズを取り入れるなど、運動を継続するためのモチベーションをあげるよう意識しました。
また毎日必ずおこなわなければならないと思うと億劫(おっくう)になるので、「2日続けてはさぼらない」「朝できなかったときは寝る前に軽くストレッチする」などのマイルールを作って無理のないように実践しました。
食生活にもちょっとした工夫を
もともと私には朝起きるとまず歯磨きをして、コップ1杯の水を飲む習慣がありました。
しかし冷えを改善するにあたり、朝イチで飲むものを水から白湯に変えたのです。マグカップ1杯の白湯を飲んでからストレッチすると、汗をかき始めるまでの時間が短くなりました。
またお味噌汁を飲む際には粉末のしょうがパウダーを溶かす、生野菜を避けて蒸し野菜を食べる、ペットボトル飲料をやめて小豆茶や黒豆茶を入れて飲むことを徹底したのです。
1カ月ほど続けたところ、足先が冷たくて寒いと感じる機会が少なくなっていました。
まとめ
生活や食事の習慣を見直すだけでなく、入浴後も寝る直前まで靴下をはいたままにして足を冷やさないようにしています。それ以外にも血流が悪くならないよう足首と手首を締め付ける衣類は着ないなどの工夫も継続しています。
湯たんぽを使用すると夜中に寝汗で目覚めてしまうので、寝る直前に布団の中で靴下を脱げる温かさにしてから寝ることが自分にとってのベストな方法であることもわかりました。今後も運動や食事にも気を付けながら、万病のもとである冷え対策をしっかりおこなっていきたいと思います。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:サトウユカコ
広告制作プロダクションで、プランナーやディレクター、ライターを兼務。双子を含めた4人の子どもがいる。小学校教諭、幼稚園教諭の資格を持っている。