熱帯夜をしのいだ明け方に突然足がピーン
再就職をしてケースワーカーとして働く私は、平日は徒歩と自転車移動がメイン。平均すると1日8,000歩近く歩き、自転車は2時間以上乗っています。健康的な生活でお金ももらえて一石二鳥。しっかり動いているから、夜もあっという間に夢の中。ストレスも多い仕事だから、睡眠は十分取りたい。寝ると嫌なこともすぐ忘れてしまいます。
なのに最近、寝返りを打とうとすると、足がピーンとつって動かないことが! おまけに不意打ちゆえか、ものすごく痛いっ。ビックリして目を覚ましてしまいます。この憎き症状は「こむら返り」。多いときは週2~3回起きることもあります。特に、夏の暑い日は頻度が多くて1日に数回起きることも。クーラーをつけて、適温で寝ているはずなのにどうしてなんでしょう?
こむら返りは中高年に起きやすい症状
体のあちこちにガタが来ている私は定期的に整骨院に通って、電気治療やマッサージを受けています。早速、整骨院の先生にこむら返りをすることを聞いてみると、「年齢的に仕方がないかな。中高年になるとよく起きるみたいです」とのこと。ガーン。
こむら返りは血液中の水分や塩分のバランスが乱れていたり、筋肉の疲労、冷えなどが原因で起こるそう。中高年になると筋肉量が減って、血行が悪くなり疲労もたまりやすくなるため、こむら返りになりやすいんだとか。エアコンをつけて寝ていると、朝方は冷えて、夏に起こることも多いみたい。冷えも原因なので、冬にもよく起こるそうです。
でも、突然の痛みに飛び起きるのを諦めたくない私は、「どうしたら治りますか?」と聞いてみると、水分やミネラルをしっかりとると良いとのこと。早速、寝る前に1杯のスポーツドリンクと思っても、疲れて飲む間もなく寝てしまうこともしょっちゅう。自業自得なのですが、こむら返りを繰り返していました。
湯船に浸かることで予防し、マッサージで対処
私は布団に入って、テレビを見ながら寝てしまうんです。電気がついていることもしばしば。いわゆる寝落ちというものですが、朝早く起きたい私にとってはテレビが目覚まし時計になり、起きたい時間に起きられる方法です。
だから、寝る前に何かやることはできないと諦め、ネットで調べて、しっかり湯船に入るのもこむら返りを防ぐようなので実践することに。夏は朝晩シャワーをするだけだったのですが、夜は湯船に入るようにしました。すると、こむら返りになる回数が減ってきました。冬の凍てつく日は温浴効果のある入浴剤を入れて、湯船にしっかり浸かることもあります。
足がビーンとなったときの対策についてもネットで習得。以前はふくらはぎをガンガンたたいていたけれど、ふくらはぎ全体をやさしくマッサージ。血行不良もこむら返りの原因なので、くるぶしから太ももへ、やさしくなで上げて血行を促すようにしました。つま先をつかんですねのほうに引き、ゆっくり戻すを繰り返してふくらはぎの筋肉を伸ばすのもいいようです。
まとめ
こむら返りは一過性のものですが、頻繁に繰り返す場合は筋肉や神経、甲状腺の病気などの疑いがあるそう。実は私はこむら返りを繰り返していた数カ月後に、椎間板ヘルニアを発症しました! 何度も繰り返すようなら病院で診てもらうといいと思います。そして、豆知識。こむら(腓)ってふくらはぎを意味するんですね。今の今まで知りませんでした。厄介な体を引きずりながら今日もなんとか生きています。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:杉田リエ
大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。