義母は妄信している宗教のセンセイに、義父の退職金をつぎ込んでいました。今まで黙っていた義母に激高する義父。
言い争う二人を横目に、ケンはパソコンを取り出します。中には義母の浮気の証拠写真が入っており、シオリさんは火に油を注ぐことになると引き止めました。
しかしケンは、それでも構わないと強行して……。
義母を洗脳するセンセイの姿を、初めて目の当たりにした妻は……。
ケンが見せた写真には、義母がセンセイの腕に手を回し、仲睦まじくホテルへ入っていく姿が……。
義母は何かと理由をつけては、シオリさんの浄化のために行ったことだと主張します。しかしシオリさんは浄化されるようないわれもなく、すべてはセンセイの洗脳によるもの。
「何で母さんが男と寝る必要があるの?」ケンが核心に迫る質問をすると、義母はセンセイとの関係は不潔なものではなく、宇宙と交信するものだと体の関係をもったことを暗に認めます。
すべてを知った義父はシオリさんとケンに謝罪。二人がこの件で別れないことを確認し、義母の待つ家にはもう二度と帰らないとその場を去ろうとするのでした……。
義父は真実を知ってつらいはずですが、自分のことより息子のケンの幸せを願う姿には父親としての愛情を感じますね。
息子を思う気持ちは同じはずなのに、不幸になる道に進んでしまった義母……。何を言っても無駄だと、救いの手を差し伸べてくれる人が次々に離れていく現実は寂しいものがあります。
洗脳させて孤独な状況を作り出すのも、もしかするとセンセイの狙いなのかもしれません……。さらに孤独になればもっとセンセイを頼らざるを得なくなり、今にも増して自分の言うことを聞く。ただ、どんなに妄信しても金の切れ目が……なんて言葉もあるぐらいですから、義母は今が足を洗う最後のチャンスだということにどうにか気づいてほしいものです。
シオリさんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。
作画:ya-com