「浄化するため」として、崇拝するセンセイと体の関係を持ったことを認めた義母。
義父はシオリさんと夫のケンに、これまで義母の嫌がらせから助けてやれなかったことを謝罪しました。
そしてケンとシオリさんのこれからの幸せを願い、その場を立ち去ろうとします……。
一生添い遂げると、義父の前で誓う二人……。
義父は義母に離婚を突きつけ、今後の連絡は弁護士を通すよう伝えました。そして宗教に使い込んだ退職金は、親戚から集めてでも全額返してもらうとも。
「どうしてママをこんなひどい目に合わせるの……?」うなだれる義母は、涙ながらにケンにすがります。
昔は家族のために料理やパートを頑張ってきた義母ですが、ケンはもう自立した大人です。結婚して子どももでき、ケンの幸せを願うならほかの方法もあるはずでした。
ケンはシオリさんを傷つけたことも、義父を裏切ったことも許すことができないと絶縁を宣言します。義母は最後に、本当に終わりなのか問いかけました。
ケンは育ててくれた義母への想いを飲み込み、義母にさよならを言い渡すのでした……。
義父もケンも離れてしまい、残ったものは義父への借金と孤独だけ……。いい母親だったころの義母を思うと胸が苦しくもなりますが、何度も引き返すチャンスはあったはず。後悔しても取り返しのつかない現実に、義母は何を思うのでしょう。
誰も救われない結末に、神様は本当にいるのだろうか? と思わされますね。
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作画:ya-com