「なぜ私を選んだの？」→「それはね…」えぇっ！？彼がアタックしてくれた理由を聞いたら…！？

 

マッチングアプリでは彼からフォロー申請を送ってくれました。決め手を聞いたら、顔写真が印象的だったとのこと。

 

私はハート型のサングラスをかけてふざけている写真や、おにぎりを食べている写真をプロフィールに設定していました。いわゆる“盛れている”写真を設定している女性が多い中で、私の写真は「気取っていなくていいと思った」と彼は言うのです。

 

私としては、実は写りのいい写真がなかっただけなのですが、楽しそうな雰囲気のものを選択したのがよかったのだなと思いました。

 

私と実際に会う前に、彼は私のことを友だちに相談していたと言います。プロフィール写真を見たその友だちからは「写真なんて加工してるに決まっている。実際に会ったらがっかりするから期待しないほうがいい」と言われていたそうです。彼もその通りだと思っていたらしく「見た目の期待値は低かった」と笑っていました。

 

それでもデートをしようと思ってくれたのは、チャットや電話での会話が楽しかったからだとも言ってくれたのです。

初デートの直前に私が「緊張している」と連絡すると、彼からは「俺は全然緊張してないよ！ リードするから大丈夫」と返事がきました。でも、待ち合わせ場所で初めて顔を合わせた途端、彼はあまり会話をしてくれなくなったのです。ぎこちない感じで、私よりもずっと緊張している様子でした。

 

あとから聞くと「想定よりもかわいくて緊張してしまった」と言っていました。恥ずかしそうにそう話す彼の様子がかわいらしくて、私は思わず笑ってしまいました。結婚した今では初デートのいい思い出になっています。

 

 

私はマッチングアプリを通して実際に会ったのは彼が初めてでした。初デートのときはどう思われるのか不安でしたが、いい意味で想定外だったようでラッキーでした。そして、気合を入れたプロフィール写真にしていなくてよかったです。初デートの話を思い出すと、「いつまでも彼にかわいいと思ってもらいたいな」と考えてしまいます。

 

著者／宮田しほり

イラスト／アゲちゃん