妻に無視され、子どもたちにも避けられていると悟った勇気。家族といても“孤独”だということに耐えきれず、ある場所に向かいます。そこは、妻の実家でした。心が壊れかけていた勇気は判断を誤り、妻の両親に浮気疑惑から今の妻との状態を相談してしまいます。
人に話すことで気持ちが少しラクになった勇気は睡魔に襲われ、早々に妻の実家を後にします。そのため、自分が相談に来た件を口止めするのを忘れていて……。
妻の両親に口止めせず帰ってしまい…
妻の両親に、自分が相談に来たことを口止めし忘れた勇気。
スーパーの駐車場で、夕方まで仮眠をとって帰宅すると妻が待ち構えていました。
「あんた、今日何してたの?」
「え?」
「仕事、行ってないでしょ?」
仕事を休んだ、うそをついたいうことへの引け目から、とっさに答えることができない勇気。
「何がしたいの? うちの親になんか言ったでしょ!?」
「いや、別に何も言ってな」言い終わらないうちに「いや、うそつくなよ、じゃなんで私に電話が来るの?」と、妻の追求は止まりません。勇気が「今日……実家に行った」そう白状すると、妻は激高します。
「マジキモイんだけど! 何してんの!? うちの親にそんなこと言って何になるの!?」
「違うって! 自分で解決しようと思ったけどどうにもできないから相談したんだよ!」
「は? 意味がわからないから」
「最近、子どもたちもおかしいのはなんでだ! こんな状況だといけないって思ったから、仕事休んで相談しに行ったんだよ!」
胸の中にたまっていたモノを一気に吐き出す勇気。しかし、返ってきた言葉は想定していたものとは違っていました。
「家族だと思ってないから」
まさかの言葉に、しゃべることはもちろん、呼吸ができているかもわからなくなる勇気。 しかし、妻の非情な言葉は続きます。
「一応言っておくけど、もう一緒に居たくないんだよね〜。最近子どもとも微妙な感じじゃん? お金入れるだけならだれでもできるし。意地でも離婚しないつもりかもしれないけど、夫婦関係破綻してるから無駄だよ」
「しかもあんた、うそついて仕事休んだりして。そういうのも離婚理由になるからね! 実家行って話して、その後どこで何してたの!? 遊んでたんじゃないの!? 人のこと責める前に、自分はどうなのって話よ」
ショックのあまり何も言い返せず、その場に立ち尽くすしかできない勇気でした。
妻の両親に口止めしていたとしても、話の内容が内容なので、妻には勇気が相談に来たことは伝わっていただろうと思います。けれど、それだけ勇気の精神を追い込んでいるのは妻であり、その原因を作ったのも妻なのに……。「家族だと思っていない」とまで言われてしまった勇気ですが、妻に反撃できる日は来るのでしょうか。
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