そんな美咲を必死でフォローしようと言葉を返すものの、余計に悲しませてしまった拓也。美咲は突然泣き出すと、家を出て行ってしまったのでした。
拓也は後を追いかけ、必死で捜索。すると、ベンチに座る美咲を発見!
改めて謝り、家に帰って妊活をしないか? と提案するのですが……。
「帰って……する?」夫の提案に妻の返事は?
拓也の質問に一瞬どうしようかと考えたものの、
「しない」と返答。
「もういい。帰る」
そう言うと、拓也に背を向けて家に帰り始めたのでした。
家に帰り、布団に入った2人――。
すると、美咲が突然話し始めたのです。
「高校の友だちがインスタで妊娠報告してたんだ……。
私よりもあとに結婚したのに……。
会社の同期も1人産休に入るっていうメールが……」
話を続ける美咲。
しかし、拓也の心はうんざりしていたのでした。
◇ ◇ ◇
身近な人たちががどんどん妊娠していくことに対して、美咲はどこか焦りを感じていたのではないでしょうか。本人も赤ちゃんを授かりたいと思っていたので、尚更ですよね。拓也は本音を口には出していないものの、ここで決定的な夫婦の温度差が生じているのが伝わってきます。なんだか悲しいですね……。
-
前の話を読む4話
夫の言葉を聞いた途端、涙を浮かべた妻。そのまま無言で家を出て行き… #僕たちは親になりたい 4
-
次の話を読む6話
夫の本音は不満だらけ。妻の妊活の焦りが、いつしかプレッシャーになっていて #僕たちは親になりたい 6
-
最初から読む1話
「なんで毎回予定入れるの!?」帰宅すると子作りに必死な妻に問い詰められて #僕たちは親になりたい 1