しかし次の瞬間、突然泣き出したかと思うと、家を飛び出した美咲。
拓也も後を追い、必死で捜索。美咲を見つけると、「さっきはごめん」と謝罪したのでした。
時間も遅くなってしまったため、家に戻ると布団に入った2人。
すると美咲は口を開き、友人や同期など身近な人たちが妊娠したことを話し始めたのでした。
「萎えるんだよなぁ」夫の本音はモヤモヤしていて…
(こういう話を聞かされるたび、萎えるんだよなぁ)
思わず心の中で、本音が漏れてしまう拓也。
(誰がいつ妊娠したとか、
そんなことでいちいち傷つくなら見なきゃいいのに)
(何よりこの焦ってる感じ。
なんで家でも圧かけられなきゃいけないの?)
妊活に焦りを感じている美咲に対して、
不満ばかりが出てきてしまうのでした。
◇ ◇ ◇
周りの妊娠報告に焦る美咲と、「自分たちは自分たちなりのペースがある」と考えていた拓也。しかし、こうも温度差があると、きっとお互いがつらいですよね……。拓也もなかなか本音を言い出しにくいかもしれませんが、ちゃんと自分が思っていることを伝えたほうがいいのでは? と思ってしまいました。