つむ田さんは泣きながら自分じゃないと否定するのですが、先生は最後まで信じてくれず……。さらに、先生はこの件をお母さんに電話で共有してしまいます。
後日、先生とお母さんは面談をすることに。ひとまず先生の説明を聞くことにしたのですが、説明を聞いていると、どれも先生の推測ばかりで、決定的な証拠がないことにお母さんは気付きました。
お母さんは、「先生とお話しして娘の言うことを信じようと決めました」と言うと、メモのコピーを先生から受け取り、その場を後にしたのでした。
面談後、怒りが収まらない先生に悲しいお知らせが届いて…
(ムカつくなぁ……。こっちは忙しいのに
言いたいこと言って帰りやがって)
内心イライラしながらも、お母さんの前では
そのイライラを必死に耐えていた先生。
(親バカは相手にしても時間の無駄だから、
こっちが引いたように見せるしかないか)
そんなことを考えながらドアを開けると、
事務員の女性が先生を呼び止めます。
「さっき電話があって、出来杉さんが……
しばらくお休みしたいそうです」
その言葉を聞いた直後、
思わずよろめき、ショックを受けてしまった先生。
「えっ何だって……!?」
動揺しながらも、
急いで良子ちゃんの自宅に電話をかけ始めたのでした。
良子ちゃんの電話の件で、先生はよろめくほどショックを受けていましたが、それほどの反応をするなんて、やはり先生にとって良子ちゃんは特別な生徒だということが伝わってきます。ただ、だからといってつむ田さんに怒りの矛先を向けるのは違うと思うのですが……。人間の思い込みは恐ろしいですね。