出産のたびに生理が重く
私は、そこそこ生理が重いタイプです。そして、双子を含め、6人の出産を経験するたびに生理痛が重くなっているのを実感しています。
初潮は小6のときでしたが、学生時代はおなかが痛む程度でした。鎮痛薬を飲めば効いていましたが、大人になり、出産のたびに徐々にひどくなっていき、今は吐き気が出ることもある状況です。生理初日が特にひどく、半日以上寝込んでしまうことも。それでも、子どものためにやらなくてはいけないことがあり、何とか起き上がって家事や育児をおこなっています。
生理日の前後も体調が悪くなって、気分も落ち着かない状態です。
上司からの衝撃発言
少し前に勤めていた会社は女性が9割、男性が1割で、私の上司は60代の男性。ワークライフバランスを重視していて、生理休暇がとれると大体的に謳っており、生理痛がひどいときには使おうかと思っていました。
そんなあるとき、上司とほかの男性社員と生理休暇について話をする機会があり、上司から「女性はいいよな~。生理で休みをとることもできるんだもんな~」と言われたのです。とてもいい上司だったので、正直そんな言葉が出てくると思っておらず、私はあ然。
その場では、ごまかすように「生理中だけじゃなくて、前後も体調崩す人がいるんですよ」とだけ言って話を合わせましたが、この件があって以降、私は気まずさから生理休暇をとるのをあきらめてしまいました。それと同時に、男性で生理のつらさを理解してくれる人はひと握りなんだと実感したのです。
大人になる前から考えられるように
幸い、私の夫はとても理解してくれており、生理前後や生理中の体調不良を気づかってくれとても助かっています。
自分の子どもたちには、上司のように女性に対して理解ない言葉をかけることのないように、夫のように気づかえるように、物心がつくころから生理の仕組みや生理痛について話をしています。
その甲斐あってか、私が生理痛で苦しんでいるときなど、子どもたちはとてもやさしく接してくれます。
生理は女性特有の悩みなので、男性には理解しにくいのはわかっています。それでも、生理の不快さや、痛みなどを少しでも理解しようと考えてくれる男性が増えてほしいです。
また、私自身も毎回の生理痛のひどさにただ「つらい」と思っているだけでなく、ひどいようなら受診して医師に相談するなど、生理とじょうずに付き合っていく方法を探していきたいと思っています。
著者/さとう みく
イラスト/おんたま
監修/助産師 松田玲子
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