目に悪いと知りつつ長時間酷使する毎日
もともと目が良いほうなので、50歳になって老眼鏡を使うようになるまで、眼鏡を使ったことがありませんでした。普段は1日5時間程度パソコンを使って仕事をしていて、月に数日は10時間以上作業することがあります。若いころと違って、長時間目を使った後は目のかすみなど眼精疲労を感じることが増えてきました。
目を酷使している自覚はありましたが、ただの疲れ目だろうと思い、市販の目薬を使ったり、就寝前にホットアイマスクで温めたりして対応していました。
視界に現れた「虹」、激しい頭痛と吐き気も
そんな生活を続けていたある日、突然目の奥に痛みが走り、激しい頭痛に襲われました。痛みが数分間続いた後、視界に一瞬虹のような光が現れて驚いたのを覚えています。数分で治まったのでそのときは特に気にせず、そのまま日常生活に戻りました。
しかしその5カ月後、再び似た症状に襲われます。目の奥の痛みと頭痛に吐き気も加わり、その症状が1時間以上も続きました。今までに経験したことのない症状だったのですが、休憩なく5時間以上パソコンやテレビなどで目を酷使した直後だったので、ひどい眼精疲労だろうと思い、目薬をさすなど普段通りの対応しかしませんでした。
その1週間ぐらい後にまた目の奥の痛みや頭痛などの症状が表れたのですが、今度は数時間続いた上、ひと晩寝込んで朝まで起き上がれないほどのひどい症状でした。さすがに異変を感じ、体の異常を調べてもらうために病院を受診することにしました。
受診すると急性緑内障発作の疑い
頭痛や吐き気の症状は内科で診てもらうのが一般的だと思いますが、私の場合は目を酷使した直後の症状であることや、虹のような光が見えたことで、ただの頭痛や吐き気ではないと考えました。自分の症状をネットで調べて緑内障の症状と近いと判断し、眼科を受診することにしました。
眼科では眼圧検査や視力検査、眼底検査などの検査をした後、医師の問診を受けました。ひどい頭痛や吐き気などの症状を医師に伝えたところ、「急性緑内障発作」の疑いが濃いと言われました。しかし、受診時は症状が治まり眼圧が正常だったので、明言できないとのことでした。
緑内障は眼圧が高くなって視神経が傷み、視野が狭くなってくる病気で、自覚症状なしに徐々に進行してくるものが多いとのこと。急性緑内障発作の場合は、急激に失明にまで至ってしまう可能性があるそうです。
医師からは、同様の症状が起きたときはできるだけ早く受診する、夜間・休日は119番に電話して至急眼科を受診するようにと注意されました。急性緑内障発作と確定すれば、眼圧が高くならないよう手術(白内障と同様の手術)をすることができるそうです。
まとめ
それ以来、症状が起きていないので、今は1カ月に1回の診察で経過観察をしているところです。診断が確定していないため、眼精疲労の目薬は出ていますが、緑内障用の目薬などは処方されていません。またあの症状が出るのが怖く、救急車を呼ぶのも大変なので、長時間連続で目を酷使しないようとても気を付けています。
今回のことで加齢に伴い、緑内障だけでなく白内障などの心配もあることを知りました。視力は生活に不可欠なものですので、予防や早期発見に努め、これからも目を大事にしていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/サトウユカ
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著者:うみこ
家事のかたわら在宅ワークを初めて5年目の主婦。健康や老後の事、悩みは尽きないがマイペースを信条にしている。