それからしばらく経ったある夜のこと。お兄ちゃんのタロ君が、「ママにお願いがある」と突然言い出しました。そのお願いとは、ちょっと夜更かしをして、ママと一緒にゲームをして遊びたいというものだったのです。
タロ君はママと一緒にゲームをしている時間が本当に幸せそうで、うれしそうに眠りにつくのでした。
そして、ジロ君のことも気になっていたばよさん。ある日ジロ君に「ママはお兄ちゃんばかりかわいがってると思ってる?」と質問するのですが、ジロ君からは「思ってない」との返答が。
その答えを聞いて、安堵していたばよさんでしたが……!?
次男のお友だち関係が気になり、こっそりのぞき見していると…
公園の遠くから、
ジロ君がお友だちと遊ぶところを見ていたばよさん。
「ボクも仲間に入れて―」
ジロ君はそう言うと、お友だちの輪に入って
一緒に遊び始めました。
その様子を見たばよさんは、
(外ではちゃんとやっているんだな)と、
ホッと安堵したのでした。
ばよさんのように、わが子がお友だちとどんなふうに接しているのか気になるという親御さんも多いのではないでしょうか。ジロ君は家ではわがままを言っていても、積極的に輪の中に入ったり、遊びのルールをちゃんと守ったりと、ちゃんと仲良くできていたのでよかったですね。