頭を打ち、救急車で病院へ運ばれることになったへー子さん。家に帰りたい一心で、体を起こしました。すると、頭がぐらーんとフラついてそこから動けなくなってしまったのです……。
「どうしよう、入院なんてしていられないのに……」と焦る一方で、日ごろの疲れが溜まっていたへー子さんは、すごく眠かったのです。気がついたら寝ていました。
そして、目を覚ますと病院に着いていて、頭を縫う段階まで進んでいたのです。
処置が終わり、先生に「へー子さん、倒れたのは今回が初めて?」と聞かれました。へー子さんが高校生のときにも過度な睡眠不足で倒れたことを話すと……。
「そっか。前にも。もしかしたら……」「へー子さん。てんかんかもしれないね」と、先生。その後、CTを撮ると言われ脳波も調べることになりました。
しかし、「てんかんではないだろ。睡眠不足で倒れたんやろ?」と、へー子さんは思ったのです。
頭打ってごめん、倒れてごめん
そして、病院へ来てくれた夫とフクちゃんと再会。心配する夫に、へー子さんはひたすら謝っていました。その後、CTを撮り病室へ移ることに。
家族に迷惑をかけてしまった罪悪感はありましたが、フクちゃんの泣き声が聞こえない静かな部屋で、ひさびさにぐっすり眠ることができたのです。
◇ ◇ ◇
家族に迷惑をかけていることに、罪悪感を覚えたへー子さん。しかし、久しぶりにゆっくり眠れたようでした。今回は倒れてしまって、病院でひとりきりという状況でしたが、たまには育児から離れてひとりの時間を持つことも大事ですね。
監修/助産師 松田玲子
-
前の話を読む15話
「入院なんてしてられない」と思う一方で、急に睡魔が襲ってきて #ワンオペ育児と救急搬送 15
-
次の話を読む17話
倒れた原因が睡眠不足以外にもあると言う医師。詳しく調べるために私は他の病院へ #ワンオペ育児と救急搬送 17
-
最初から読む1話
「おぎゃーー」なぜ泣いているのかわからない娘に戸惑う母。まったく寝れない日々が続いて… #ワンオペ育児と救急搬送 1