深夜、へー子さんの両親が片道2時間かけてへー子さんの家に到着。夫はフクちゃんを預けました。すると、2人がいない空間はとても静かで広く、寂しくなってしまいました。
一方、時はさかのぼりコンビニで倒れてしまったへー子さんはというと……。救急隊員に倒れたことを聞かされ、焦っていました。大事にしたくないので、必死に笑顔を作って大丈夫アピール。しかし、自分の体が血だらけでパニックになっていました。
そしてこのまま病院へ連れていかれると言われ、夫とフクちゃんのことが心配になるへー子さん。「病院って……すぐ帰れます?」というへー子さんの問いに、「へー子さん。まず自分のこと考えよ」と救急隊員。
へー子さんは家に帰りたい一心で、体を起こしました。すると、頭がぐらーんとフラついてそこから動けなくなってしまったのです……。
気がついたらもう病院
急に体を起こしたら、救急隊員に「起き上がらないでください」と言われてしまったへー子さん。担架に横になり、救急車で病院へ搬送されました。
「どうしよう、入院なんてしていられないのに……」と焦る一方で、日ごろの疲れが溜まっていたへー子さんは、すごく眠くて気がついたら寝ていました。
そして、目を覚ますと病院に着いていて、頭を縫う段階まで進んでいたのです。
処置が終わり、先生に「へー子さん、倒れたのは今回が初めて?」と聞かれました。へー子さんが高校生のときにも過度な睡眠不足で倒れたことを話すと……。
「そっか。前にも。もしかしたら……」「へー子さん。てんかんかもしれないね」と、先生。その後、CTを撮ると言われ脳波も調べることになりました。
しかし、「てんかんではないだろ。睡眠不足で倒れたんやろ?」と、へー子さんは思ったのです。
◇ ◇ ◇
厚生労働省によると、てんかんは、突然意識を失って反応がなくなるなどの「てんかん発作」を繰り返し起こす病気ですが、その原因や症状は人によりさまざまで、乳幼児から高齢者までどの年齢層でも発病する可能性があるのだとか。
もしかしたら「てんかん」かもしれないと言われたへー子さん。病院で検査をしてもらい、何が原因で倒れたのかわかるといいですね。
監修/助産師 松田玲子